野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

庭の「オオデマリ」はもう咲かない

2018-09-07 06:10:25 | 
9月6日の朝3時頃、北海道で震度7の地震が発生したとの報道。
2日前、25年ぶりの超大型台風で大阪、神戸・西宮近辺は大被害を被ったばかりなので、無理に関連付けたネット情報が色々と出ている。

ところで台風21号の被害は西明石近辺には殆どなかったが、知り合いに聞くと、大阪辺りは大変だったようだ。物置が飛んで近くの自動車数台に損傷を負わせたが保険は効かないので、その被害額が○百万円だと聞いた。だからと言うわけもないが、今後のこともあるので、身の回りを少し整理していこうと、取り合えず、台風被害を受け易い庭の植木を処分しようと思いたった。家を建築した際、かなりの費用を掛けて植木屋に頼んで植えたものの、数十年も経つと剪定等のメンテの手間がかかる事、また大きく成長しすぎる事もあって、今迄、十本近くの植木を処分した。すると剪定する手間も少なくなり、陽は差し込むので相対的に部屋が明るくなり、且つ庭も広くなったよう気がしてきた。で、今回の台風20号、21号の被害をみると、植木の被害があちこちで散見された事もあり、これから剪定に苦労することも無きように残っている数本の植木を、この際、何本かを順に処分しようと決めた。

その手始めを「オオデマリ」とした。
この「オオデマリ」は、かれこれ30年ほど前、近くにある植樹祭(この場所は無くなった)で、まだ1mにも満たない小さなオオデマリを購入し、庭に植えた。その後、植える場所を3回程変え、裏庭に通ずる、邪魔にならない場所、今の所に植え直した。通るのに邪魔にならぬよう、横に伸びる枝を剪定するだけで特に施肥するわけでもなく、今では、もう3mぐらいになった。「オオデマリ」はあまり大きくならない木だから、3mほどまで成長したのは珍しいと思うが、その間、2本あった大きめの枝1本が台風で一度途中から折れた。毎年、4月になると、柔らかい緑の葉はすぐ虫にやられ無数の穴が開くので、その前に消毒すると虫もつかず、やがて緑色の花は薄緑に変化し、次第に全面白一色の花になっていく。無数の白いゴム毬の塊のようになり、緑の葉とのバランスがすこぶる似合っていた。また、しっとりとした雨の夕闇時、遠くからみるとオオデマリは薄く白色に浮かび上がる。この時が最も美しい時だと思う。やがて、花にカナブンが飛んでくるようになる頃、ゴム毬のような花は根元からポツンと落ちる。夏を過ぎ風に揉まれて葉はすぐ傷つき、秋になると紅葉するわけでもなく、どちらかと言えばうすい黒褐色になり丸まって落葉する。冬のオオデマリは何とも味気ない。調べたら、オオデマリは完全に開花しないと水持ちが悪いので市場にあまり出回らないらしい。

この「オオデマリ」も今日(6日)を最期に無くなった。
今の時期、秋にかかる時期なので、葉は黒ずんで丸まって落ちていくだけの愛想なしだが、あのゴム毬のような、ぼんぼりの様な白い塊の花は見れない。
   
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