ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

思い込みは要注意

2017-03-26 23:45:57 | 家庭内対応
ケン太ですが、先日、70万の売り上げをあげたらしいです。

頑張っているようです。

以前「接客は嫌だな」と言っていたので、苦手意識があるのかと思っていたのですが、
嫌がる様子もなく、文句も言わないし、大丈夫のようですね。

今日、テレビで
「コミュニケーションが苦手で知らない人とあまり話せなくて・・・」と
言っていた人がいて、それを聞いたケン太が

「そう?俺、知らない人の方が話しやすいけどな。初めてのお客さんとか全然、話せるもん」
「そうなの?」
「例えばクラスであまり話したことがない奴とか、顔を知っている程度の方が逆に何を話していいかわからない。
今さら友達にもならないだろうし、もう関係性が決まっちゃっているじゃない。
初めての人はまだこれからで、働きかけ次第でどうにでもなるからね」

な~るほど。
初めての人でも大丈夫という言葉は聞いたことがあるけど、
話したことのない人の方が話しやすいとはね。
初めて聞くかも。

それもケン太が?
人見知りかと思ってた
意外だな~

ケン太のことわかっているようで、わかっていなかったみたいだね。



それと、今、週5連続勤務中なのですが、

「週5連続の方がいいな~」と。

「え?そうなの?」

2~3日働いて1日休むペースの方が身体が楽でいいのかと思っていた。
考えてみたら、ケン太がそう言ったわけではない。

朝、起きるのが辛そうなのを見ると
時間を気にせずに寝れる日が間に1日入っていたら楽だろうなと
私が勝手に思っていたわけでして。

「なんで週5勤務の方がいいの?」と聞いてみると

「仕事していると仕事モードに入るから休みが入らなければ、それが切れないけど、
一日休みが入ると、休みモードに入って、仕事モードが切れちゃうから、次の日も休みたくなっちゃうんだよね」

な~るほど。
勝手に思い込んではダメですね。


そういえば以前、なにかで読んだと思うのですが、

不登校児の母のありがちなタイプとして

「勝手な想像が多い」というのがありました。

だいたいそれは当たってないことが多いらしいです。
勝手な想像をすることで、無用な心配をしてしまったり、
子ども扱いしてしまったり、
結果、自立を阻むことにも繋がってしまうのだとか。

要注意ですね






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「好きな時間に寝て、好きな時間に起きる生活がしたい」

2017-03-25 23:30:13 | 家庭生活
ケン太は相変わらず、慌ただしい朝でして。

シャワーする予定が時間切れで、省略して行ったりしています。

爪も伸びてるし、歯も磨かないし、髭もそらなかったり。。。
でも、髪の毛だけは寝ぐせ直しのアイロンを当てていくという

人それぞれ、優先順位というものがあるのですね。
優先順位といっても、その他はほぼ省略なんですが。

スーツも替えると言いつつも、
ポケットの中身を移動する余裕がないとかで、
3着あるのに、このところ、ずっと同じスーツを着ています。

靴ももう1足あるのに、同じ靴ばかり。

どうなっているんだか・・・・と思いますよ。


それでも、

とにかく朝、起きて、家を出て、
遅刻もしていないわけですから、

よしなんですけどね。


昨日、こんな話をしていました。

「この、決まった時間に動かないといけないのがなんともね。
好きな時間に寝て、好きな時間に起きる生活の楽さを覚えてしまうとね。
早く、金持ちになってそういうを生活がしたい」

好きな時間に寝て、好きな時間に起きる生活がいい?
これって不登校の弊害ですか?

累計するとかなりの年月、そういう生活をしていたわけですから。
身体に沁みついてしまっているのでしょうね。

ケン太は高校の時から
お金が入るシステムを作り、それを提供し収入を得て、
自分が働かなくても生活できるようにしたいと言っていました。

これも不登校の経験から?

まあ、そんなシステムがあったらいいですけどね
ほんと夢物語ですね。


普通だったら、何を言っているんだ。
もっと現実をみろ~
地に足をつけろ~

と言われてもおかしくないと思います。


でも、この先、ケン太がどうなるかなんて誰にもわからない。

ケン太がそう思っていることが果たして問題なのだろうか?

問題とは、誰かが問題にすることで問題となるのだと思います。
そこにはそういう事象があるだけ。


親が問題にして
何を言っているんだ。と呆れて、子どもを否定的に見るのと
ひょっとしてそうなったりして?と思ってあげるのとでは

子どもに現れるものが違ってくるように思います。


今、ケン太は、そう願っているだけなのです。

願っていたって、今は働かないと生活できません。
そうしないと、買いたいものを買うことができません。

だから今は働くしかない。
それはケン太もわかっています。

現実は厳しかった・・・と思う時が来るかもしれません。
本当に働かなくても生活できるようになるかもしれません。

いずれ分かります。


本で読んだのですが、

真面目でコツコツタイプが必ずしも成功するわけではなく、
そういうタイプは常識の範囲でしか動けないので、人の意見が気になったり、
思い切ったことができず、成功できてもある程度のところまでだったりする。

大成する人は案外「何、夢みたいなことを言っているんだ」
と周りに相手にされていない人だったりするらしいです。

自分の言葉が自分の運勢を引き寄せてくれるのですよね。


ケン太はよく

「俺は金持ちになるよ」
「金持ちになることしか考えられない」

と言っています。


ごく普通の常識人?の私にはどこからその自信がくるのかわかりませんが

ケン太がそう信じているのなら、

私も信じてあげようかなと思います。




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『稲の旋律』

2017-03-24 23:38:27 | 感名を受けた話
少し前なんですが、このブログを読んでくださっている方から
本の紹介をいただきました。

対人恐怖症で人との関係が上手くいかず、ひきこもりだった30代の女性が
自分の経験を元に書いた小説です。

それだけの情報でも、充分に引きつけられ
本をすぐ取り寄せたのですが、
ちょっとバタバタしていて、なかなか読めなくて
先月、やっと読み終えることができました。

記事にしたいなと思いつつ、また1か月くらい経ってしまっているわけですが

この本です。





なぜ、ひきこもりになってしまったのか。

親の都合の子育て。期待の重圧。親にもまた背景があり・・・
親の言う通りに歩んでいた優等生です。

行き詰まり、どんどん追い込まれていくさま。
そこから這いあげれない辛さ。

その苦しい心情が痛いほど伝わってきます。

でも、ある農家の男性と交流が始まったことをきっかけに
少しずつ、外に出て行けるようになります。
人との関わり、絆が生まれていきます。

ひきこもりから抜け出すには・・・
親はどのように接すればよかったのか・・・

それが書かれています。

これはひきこもりの経験がなければ書けない昨品だと思います。


もしよかったら読んでみて欲しいです。




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義母の思い・・・

2017-03-23 23:47:01 | 家庭生活
先日、義母に電話を入れました。

その前に電話をしたのが、約1か月以上前。
ケン太が働き始めて約1週間経過した頃でした。

ケン太が動き出したことを凄く喜んでくれて
数か月働き続けたら、ご褒美あげなきゃね~なんて言ってくれました。

その後、どうなったか多分、気にしてくれているだろうなと思いつつ
気がつくと、1か月

義母から電話が来ることはないし、
主人からかけることもない。
あっさり親子と同じく、あっさりした嫁でして・・・


「ケン太は頑張って働いているよ~」と言うと
「そうかい!それはよかった~」と弾んだ声。

報告待っていたんだろうな~
もし続いていなかったらと思うと、
気になっていても、義母の方から電話もしにくいだろうしね。

もっと早く、報告しなきゃね


「でもね。辞めるかも~」と言うと、

「え~~!!なんで~~せっかく働き始めたのに。次、探すったって、すぐ辞める人だと思われるからね。
ある程度は続けないと。たとえ仕事が嫌だとしても、すぐ辞めないで、最低3年間くらいは辛抱しなきゃね」

いやいや3年ですかぁ
それに仕事が嫌・・っていうわけでは・・・

「なんかね。仕事が嫌というのではなくて、覚えなきゃいけないことが多くて・・・・」と説明すると

「勉強させてもらえるチャンスでしょう~教えてもらえるのはありがたいと思って、勉強しなきゃね」


この日の義母の勢いが凄かった~
畳みかけるように。

私が何か言おうとしても、口を挟めないくらい。

せっかく働き出したのだから、この勢いを止めてはならん!と必死なのが伝わってくる。

そして、いろいろ言った後に、「ケン太にそう言っておいて」と。


いやいやいや・・・
お義母さんの気持ちはわかるよ~
私だって、そういう気持ちがないわけではない。

でも、そこまで望めないよ~
言えないよ~

「ほんと、ほんと、ほんとね。そうなの。でもね。ケン太は7か月くらい働いていなくて、
やっと働きだしたばかりで、今はもう毎日家を出て行くだけでもよしとしている段階で・・・
それ以上のことは、そうなったらいいんだけど、今はまだそこまで望むのは酷だなと思って・・・」

「・・・まあ、確かにね。まだそこまで望むのは早いか・・・
毎朝、自分で起きていっているだけでもよしとしましょう」

あ・・・
そうだった。
前の電話では、そう報告していたんだった

「いや・・・今はなかなか起きなくて。だいたいは私が起こして・・・」

「あら~自分で起きてないの?自分で起きるようにならないとダメだよ。いつまでも親に甘えてちゃ・・・・」

はい。その通りでございます
耳が痛いよ~


「でも、安心した。ケン太がちゃんと仕事に行ってますようにって毎日、神様、仏様にお願いしていたんだよ」

え~~そうなの?
ありがたや~


義母はケン太が小学校で学校に行けなくなった時、
毎日、近所の神社に「学校に行けるように」とお参りに行ってくれたのでした。

それも大分、経ってから聞かされて。

随分と通わせてしまいました。


ケン太のこと本当に本当に心配してくれているのです。

おばあちゃんが大好きなケン太でした。
おばあちゃんが遊びに来たら、必ず一緒に寝て
おばあちゃんに会いに、ひとりで札幌まで行ったこともあります。

おばあちゃんも凄くかわいがってくれました。

だから、どんな言葉でも、ケン太を思ってくれての言葉です。

そんな言葉はどれもありがたいです。


おばあちゃんに恩返しができるといいな。

たのむよ、ケン太!





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親の思い・・・

2017-03-22 23:48:50 | 思うこと
これ一度、書いたかもしれませんが

私の知っている方の娘さん。

美大を卒業する時点ではまだ就職先が決まっていませんでしたが、
その数か月後、就職が決まりました。

希望のデザインの仕事です。

しかし、ある日突然、辞めたいと言い
3か月で辞めてしまいます。

上司がワンマンでそりが合わない。
自分のデザインが認められて採用されたと思っていたのに
けなされてばかり。

でも、まだ3か月なのに?
もう少し頑張れないものなのか・・・

母親がなんとか引き留めるようとすると

「もう無理なの!」

そう言い放ち、会社を辞め、
それから母親と口を聞かなくなったそうです。
家ではほとんど自分の部屋に籠っている。

その話を最初、聞いたのは約半年前だと思いますが、
まだその状態が続いているようです。

仕事を探していて、たまに面接に行くそうですが、なかなか決まらず。
たまに父親とは口を聞きますが、母親とは相変わらず、口を聞かない。
まるで当てつけのように。

元々はとても仲良し親子だったのです。

何でも話してくれたそうです。
よく一緒に出掛けたりしたそうです。

仲がよかっただけに、より反動が大きく出てしまったのかもしれません。

お母さんは自分のことわかってくれるはず。
何時でも受け止めてくれると信じていたのかも。



私も同じ親として、親の気持ちはとても理解できます。

在学中に決まらずハラハラしたけど、やっと掴んだ仕事。
それも希望のデザインの仕事。

それを3か月で辞めてしまうなんて勿体ない。

会社に嫌な人は誰かしらいる。
仕事だって新人なのだから、まだまだこれから。
今は、評価されなくても仕方がない。

今、少し耐えれば、乗り越えれば・・・光が見えてくるかも。。。



私もケン太が、今のバイトを辞めたい・・・と言い出した時、
同じようなことが頭を巡りました。

先の記事では、すんなり受け入れた印象を持たれたかもしれませんが、
決してそうではありません。

ケン太は仕事面も人間関係も嫌なことがなく、それはよかったのですが、
逆に、問題がないのにそんなに簡単に辞めてしまうの?

というところです。

不登校を経験しているだけに「辞める」ということに
私は敏感です。

「少しでも長く続いてほしい」というのが、私の正直な気持ちです。

小学校、中学校、高校・・・全てにケン太は穴を開けています。
完全に登校できたことがありません。

「続けられる」という経験をしてほしい。。。
「続けられた」と自信を持ってほしい。。。

それは私の願いです。
でも、それは私の願いに過ぎません。

ケン太もそう思っているかもしれません。
でも、私が押し付けることではありません。


それまで、約半年間、いつ起きて、いつ寝るんだかわからない生活。

ケン太軸で動いていた生活が、
会社軸に合わせて動きだしたのです。

本当のことを言えば、1か月ももたないかも・・・と思っていました。
それが2か月目に入り、今も続いています。

ケン太は予想よりも十分に頑張っています。

だから、期待も膨らんで、
もっと、もっと・・・という欲も出てきてしまいます。

そんな時

「辞めたい」という言葉を聞き、
「あ~」と私の中に小さな悲鳴が起きました。

知識が追いつかない?
知識を学べるチャンスと捉えることはできないの?

つい、そう思ってしまいましたが、

それは学ぶチャンスを失うのは残念・・・という思いよりも
「辞めてしまうのか・・・」という落胆の方が強かったような気がします。

私はケン太のこと信じきれていないんだなと思いました。


辞めたって、それで、終わりではないのに・・・
ケン太は辞める時は次を決めてから辞めると言っているのに・・・

それに学べるものは他にもいろいろあります。
PCの知識が全てではありません。
ケン太にその気がないのですから。

親の不安な「思い」で子どもを操作してしまいそうになりました。

まだまだ若いのだから、失敗ができます。
失敗しないと成長できないこともあります。

明らかに間違っていることは親が正す必要があると思いますが、
そうではないのだから。



親の「思い」は消せるものではありません。
それはあってもいいと思います。

でも、もう子どもを縛ることはできませんね。


これからも私の中の「怖さ」との戦いです。

でも、でも、言い聞かせます。

自分に・・・・

きっと薄れていくことを信じて。




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