宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

第4回TMRメニュー作成研究会を開催しました

2018年04月12日 16時59分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 酪農及び肉用牛戸数の大幅な減少,飼料価格高騰が進んでいる中で畜産経営の体質強化が求められています。このため,加美地域では食品製造副産物など未利用資源を活用したTMR飼料(Total Mixed Ration :牛用混合飼料)を調製・供給することで,飼料費の低減や飼料自給率の向上を目指してきました。
 普及センターでは,学識経験者,加美よつば農業協同組合,加美町,色麻町,JA全農北日本くみあい飼料株式会社,生産者代表及び県関係機関をメンバーとする研究会を設置して,TMRセンターの設置とその利用体制構築に向けて2カ年間検討を重ねてきました。
 平成30年3月23日に大崎合同庁舎で第4回TMRメニュー作成研究会を開催しました。今回は,TMRの原料となる食品製造粕等の利用に関する食品製造業者へのアンケート調査結果やTMRセンターの設置事例が報告,検討されました。その結果,加美地域におけるTMRセンター設置は延期になったものの,高品質の粗飼料生産指導や未利用資源の利用等について,今後とも最新情報を収集しながら関係機関とともに支援していくこととしました。

 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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農事組合法人にしふくだの創立総会が開催されました。

2018年04月11日 13時51分21秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 平成30年4月3日に東松島市のJAいしのまき鳴瀬支店において農事組合法人「にしふくだ」の創立総会が開催されました。西福田地区では,ほ場整備事業等を契機として平成27年から西福田営農組合が転作を担ってきましたが,将来の担い手対策や生産性の向上を目的に法人化の検討が行われ,発起人会による集落調整を経て構成員7人の法人が設立されました。当面は,水稲,大豆を中心とした30ha規模の経営に取り組みますが,将来は高齢化による担い手不足に対応するため,地域の農地を集積して大規模土地利用型法人経営に取り組む計画です。
 創立総会では,車塚代表理事から過剰投資の抑制と低コスト生産に取り組み,地域の担い手となるよう法人を運営していきたいとの挨拶がありました。翌日4月4日には登記申請し,新たな法人としての活動をスタートしています。
 普及センターでは関係機関とともに,今後も法人経営に関する支援を行っていきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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