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色麻町では平成12年度からえごまの栽培が始まり、翌年結成された協議会はえごまの安定生産に向け活動してきました。えごまの生産を更に伸ばし消費拡大を図るため、商品開発コーディネーターである株式会社パイロットフィッシュの五日市知香代表取締役を講師に迎え、えごま加工品やえごま活用メニュー(えごま膳)の指導会を開催しました。
五日市先生は「えごま膳」のターゲットや価格帯設定を確認し、「ごはん」(色麻町産ひとめぼれ)はもちろん、えごま醤油の卵かけごはんがとてもおいしいこと、なんといっても具だくさんの「ご汁」(えごま汁)は郷土食・伝統食であり、これらが「えごま膳」のベースにふさわしいとのアドバイスをいただきました。また幅広い年齢層に対応するためメインメニューとして検討している「えごま豚ロースかつ」等は、追加メニュー(オプション)とすることで対応してはどうかとの提案がありました。
えごま加工品に対しては、商品ラベルの統一感や容器サイズ、レシピ開発が大切であることや、新商品を売り出す際はタイミングを見極め、マスコミを最大限に活用することなどのアドバイスをいただきました。
色麻町では震災で被災した地場産業振興施設が来年には再建される予定で、えごま加工品や「えごま膳」が地元住民も含め県内外の多くのお客様に食べていただけるよう支援してまいります。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910