平成28年10月26日(水)に栗原市内の2地区(瀬峰・栗駒)でスナックえんどう栽培講習会が開催されました。栗原管内の作付け面積は106アールで,生産者は17名います。今回の講習会には生産者16名,JA担当者,種苗メーカー等職員の合計22名が参加しました。
生産者は,スナックえんどうの栽培技術と病害虫防除について,種苗メーカーと普及センターの職員から座学による講習を受けました。栽培技術については光と水と根張りが重要であり,連作は避けることや,土づくりを大事にすること,防寒対策の方法等を学びました。病害虫防除については,ハモグリバエ類の対策として農薬の粒剤が効果的との指導を受け,粒剤処理の有無で被害に大きな差が出てくるという情報も伝えられました。
今回の栽培講習会には栽培経験が浅い方も参加しており,生産者同士で悩みやその解決方法などの情報交換をする姿も見られました。
スナックえんどうは,ゆでてマヨネーズをかけるだけでも簡単においしく食べることができることから需要が安定しています。栗原管内では4月から8月までの長期間出荷可能であることが強みとなっており,市場からは出荷量の増加を望まれています。今回の栽培講習会で栗原産スナックえんどうの栽培技術の向上と安定生産につながることが期待されます。
<講習会の様子>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-5795・6144