栗原市栗駒地区は管内でも酪農や肉牛等の畜産農家が多く,広域堆肥センターと堆肥舎が整備され,堆肥を活用した土づくりが行われてきました。この耕畜連携の取り組みをさらに推進し,農産物の付加価値を高めていくため,栗原農業改良普及センターでは2カ年のプロジェクトとして課題化し,普及活動を行っています。その支援の一環として,6月23日(水),栗原市栗駒総合支所で耕畜連携循環型農業研修会を開催しました。
当日は普及センターから,堆肥づくり及び土づくりのポイントについての講習会と,平成20年度全国環境保全型農業推進コンクールで農林水産大臣賞を受賞し県内でも優良事例である栗原市瀬峰地区循環型農業推進協議会から,これまでの取り組みを紹介してもらいました。その後,地元の耕種農家,畜産農家を交えたパネルディスカッションを行い,栗駒地区での耕畜連携のあり方について意見交換をしました。
出席者は少数でしたが,耕種農家が気軽に利用できる堆肥散布システムの提案や副資材による堆肥の品質や土づくり効果についての質問,さらにはエコファーマーの取得や活用方法など,活発な質疑・意見交換が行われ,充実した研修会となりました。今後も関係機関と連携しながら,循環型農業の実現に向けて支援をしていきます。
土づくりについて説明
優良事例の紹介
パネルディスカッション
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144