平成22年12月27日,栗原市築館沖富地区における農業生産構造の改革と低コスト農業,ほ場整備事業を契機とした集落農業の醸成と組合員の所得向上を目的に,「沖富転作組合」が設立されました。構成員は,沖富地区関係集落の代表者及びその代表者が認めるオペレーターの計16人です。
設立総会では,組合の設立,規約及び規程,基準受託経費や平成22年度事業計画が承認され,役員の選出で,白鳥慎悦氏が初代組合長に就任しました。
沖富地区では,平成20年6月の岩手・宮城内陸地震で被災した荒砥沢ダムの貯水容量不足を補うための代替調整池の造成(平成21~22年度直轄災害復旧事業)が行われています。また,その造成に併せて,大区画ほ場整備事業(平成22~27年度農村災害対策整備事業)も進められています。
これまで,ほ場整備事業の導入が難しく,積極的な営農が行われてこなかった沖富地区ですが,今回のほ場整備事業を契機に「沖富転作組合」が設立され,生産性の高い集団転作や稲作,そして集落営農の牽引役として今後の活動が期待されます。
<連絡先>
宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所農業振興部 地域調整班 TEL:0228-22-2268 FAX:0228-22-5795