宮城の農業普及現地活動情報

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「くりはらMMN塾」水稲コース(第4回)開催

2014年07月30日 15時28分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月17日(木)に「くりはらMMN塾」水稲コースの第4回として,水稲栽培講習会を栗原市志波姫伊豆野地区周辺を会場に開催したところ,水稲直播実践者や管内農業法人の社員など約17名の参加がありました。
 現地では,飼料用米「べこごのみ」及び主食用米「まなむすめ」の鉄コーティング直播栽培,発酵鶏糞を活用した低コスト水稲移植栽培を見ながら検討を行いました。
 直播ほ場では,播種後の水管理,除草剤の散布について説明し,今年度は気温が高く除草剤の散布がやや遅れたことにより,除草剤の変更や追加防除しなければならなかったことを説明しました。また,各品種の幼穂長は「べこごのみ」で約3cm,「まなむすめ」で約2mmであり,出穂期は8月1日,8月11日ころになると予想されました。直播栽培では生育ステージが移植に比べ遅いため,「イネツトムシ」の被害に遭いやすく,適期防除をするよう指導しました。
 鶏糞を活用した「ひとめぼれ」の移植ほ場では,必要茎数を確保できており,葉色も維持され,生育は良好でした。収量がどの程度になるかが楽しみです。
 受講者の中には稲作栽培の初心者も受講していることから,草丈,茎数,葉色等の測定の仕方とそのデータに基づく生育診断,倒伏診断指標の活用についても説明しました。
 普及センターでは,今後も「くりはらMMN塾」水稲コースを開催し,収量・品質の技術向上に向けて支援してまいります。



宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
  TEL:0228-22-9437
  FAX:0228-22-6144
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