平成24年9月6日(木)に宮城県農産園芸環境課主催で,研修会が開催されました。県内普及センター・試験研究機関・農林水産部農業振興課・農産園芸環境課の担当者17名が参加しました。現地検討会では当普及センターが設置している肥料費低減技術実証ほ(加工トマトとネギ)2ヶ所の生育状況について,下記のとおり説明しました。
・加工トマトの実証ほでは,試験区(畝たて同時施肥)の収量が6.5t/10aで慣行区の収量と同等以上である。
・試験区の施肥設計は牛ふん完熟堆肥と完熟発酵鶏糞に硫安を併用することにより,化学肥料施用量の削減が可能で,その結果10aあたりの肥料費を低減することができる。
・ネギの実証ほにおいても,慣行と同等の生育経過を示している。
当事業の実証ほの設置と今回の現地検討会を契機に,実証ほの試験データの蓄積と活用により県内各地の堆肥等有機物資源の更なる利用が期待されます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター
先進技術班 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910