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普及センターで支援している水稲採種組合の1つ,加美町の小野田種子生産組合は今年で50周年になります。管内の水稲採種面積は314.8haですが,当組合は,その24%にあたる76.8haを担っています。うち,1haに「げんきまる」を作付けしました。「げんきまる」は,古川農業試験場(宮城県)で育成された品種で21年に奨励品種となった倒れにくく,大粒の良質多収品種です。
工藤組合長はこの力強いイメージのある新品種「げんきまる」を昨年は,精米510kgを被災地の石巻市と女川町の仮設住宅に暮らす人々に贈り,今年は,720kgの売り上げ金を南三陸町社会福祉協議会に寄付しました。
今回の「げんきまる」の販売を通じて,工藤組合長は,多くの人が育成や試験に関わっていることを知り,感動されたようです。また,少しでも被災地に役立ててもらえれば,と話していました。
普及センターでは,今後も小野田種子生産組合の支援と「げんきまる」の生産拡大を支援していきます。