平成28年10月8日(土)に,金成末野地区(栗原市)の農業者が仙台市泉区旭ヶ丘の消費者と農業体験を通した交流会を開催しました。末野地区では10年以上前から,旭ヶ丘に出向いて農産物や餅菓子の販売交流会を行ってきましたが,今回は旭ヶ丘から約20名の子供達を含む58名が末野地区に来て,交流を深めました。
当日はあいにくの雨で,予定していた稲刈りやりんごの収穫体験はできませんでしたが,代わりにしめ縄作りと餅つき,花の寄せ植えを行いました。
しめ縄作りでは,「ごぼう締め」という細いしめ縄の作り方を末野地区の農業者に教わり,手際の良さに驚きながらも丁寧に作っていました。旭ヶ丘から参加した子供からは,難しいけれど楽しいという声が聞かれ,家でもしめ縄を作るためにわらを持ち帰る人もいました。
その後,石臼を使って自分たちでついた餅料理を味わい,地域に伝わる餅文化に触れました。農業者はつきたての餅をおいしそうにほおばる子供たちを見て,餅文化を伝えていきたいという思いを新たにしたようです。
花の寄せ植え体験では,色とりどりのパンジーやビオラを楽しみながら選び,植えていました。
末野地区では,旭ヶ丘での農産物販売会と,農業体験を通した相互交流会を今後も続けていく予定です。
<農業者に教わりながらしめ縄づくり>
<石臼を使った餅つき体験>
<花の寄せ植え>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9040 FAX:0228-22-5795・6144