宮城の農業普及現地活動情報

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お盆出し用輪菊の高品質生産を目指し、花き圃場巡回実施

2014年07月02日 10時53分26秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年6月11日(火)に、JA栗っこ一迫花き生産出荷組合では、お盆出し用輪菊の高品質生産を目指して、第一回花き圃場巡回を開き、5戸の栽培状況を検討しました。
 始めに、A氏圃場では、パイプハウスで8月盆出しの岩の白扇(夏秋系白色)と精の新(夏秋系黄色)を栽培中で、今年は梅雨入りが早く消灯のタイミングが難しいと話されました。
 次に、B氏圃場では、露地で精菱(夏秋系黄色)のお盆とお彼岸出しを栽培しており、ネット張り作業中で、湿害対策と白さび病等の病害虫防除に注意を払っていました。
 次に、C氏圃場では、パイプハウスで岩の白扇と精の新の7月出し、鉄骨ハウスで同2品種の8月盆出し、露地で精の新の季咲き栽培を行っており、おおむね順調な生育でした。
 次に、D氏圃場では、鉄骨ハウスで岩の白扇と晃花の宝(夏秋系黄色)の7月出し、パイプハウスでの8月出し、露地での季咲き栽培を行い、作期分散を図っていました。
 最後に、E氏圃場では、鉄骨ハウスで岩の白扇、精の枕(夏秋系黄色)、精の一世(夏秋系白色)の8月盆出し栽培を行っており、品種特性に合わせた栽培管理に苦労していました。
 総合検討では、5戸とも施設や栽培方法、品種が異なっているため、今年の気象条件に合わせた栽培管理で8月盆の需要期に出荷することを確認するとともに、普及センターからは、きく黄化えそ病対策として、媒介するアザミウマ類の防除方法を情報提供しました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144
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