当普及センター管内には,4つの水稲採種組合があり,県内産水稲種子の56%を生産しています。
そのうち,3つの水稲採種組合で翌年の種子生産に向けた研修会が,平成26年3月8日,10日,11日に開催されました。
今回の研修会では,前年の反省点を振り返り,今年の課題と来年の管理のポイントについて普及センターから説明しました。種子の生産は通常の栽培と異なり,異株,異品種の抜き取りや,雑草,病害虫の防除など,より細心な注意と多くの労力がかかります。
また近年は,環境にやさしい農業の普及により,種子に感染していてはいけないイネばか苗病の発生が増加しており,優良な種子生産が脅かされています。研修会では,ばか苗病対策についても検討し,周辺ほ場を含めた見回りの強化や,ばか苗罹病株の抜き取りを徹底していくように指導しました。
水稲種子生産は,安全・安心な米の生産に向けた第一歩として重要な事業です。大崎普及センターでは,これからも水稲採種組合の水稲種子生産を支援していきます。
<連絡先> 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910