栗原市の主要な園芸品目の一つであるそらまめの収量・品質向上を目的に,2月2日にJA栗っこ志波姫支店において栽培講習会が開催されました。講習会には25名ほどの生産者が参加し,良品生産のための栽培管理や病害虫防除法について学びました。
栽培のポイントについてサカタのタネの小原氏から,堆肥施用など基本的な土づくりの励行,ムダな茎の整理,開花期・結実期のかん水・追肥など,栽培管理の重要なポイントについて説明がありました。普及センターからは,赤色斑点病やアブラムシ,ハモグリバエ防除のための薬剤散布について説明しました。また,全農みやぎの横山氏からは,6月のそらまめは宮城県産が中心で,特に父の日前は高単価が見込めるので,出荷量を多く確保したいとの説明がありました。
平成23年産は集落営農での新たな取り組みもあり,栗原市の作付面積は前年より1割程度増える見込みとなっています。少しでも単収を底上げし,品質の良い莢の出荷につながるよう,JAとの連携のもと支援していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144