宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

マウント型ブームスプレーヤーで薬液量も時間も節減!

2024年05月08日 14時00分59秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年4月23日(火)に石巻市の(有)高須賀農産で、トラクターマウント型ブームスプレーヤ―の実証試験を行いました。

 本実証試験は、みやぎRTKコンソーシアムのモデル実証の1つで、1600L(従来の2倍以上)の大容量ブームスプレーヤ―を使用し、水稲乾田直播栽培の除草剤散布作業の効率化を検証するものです。実証機械はタンク容量の大きさに加え、散布幅が21m(従来16m)と広く、走行速度も4㎞/h(従来2㎞/h)と速いため、作業時間は従来の38分/haから14.5分/haとなり、作業時間の短縮効果がありました。また、セクションコントロール機能で、散布の重複を解消し、使用薬液を最小限にする効果も期待されました。

石巻地域では乾田直播栽培が1000haと拡大しており、播種や除草などの適期管理が求められます。当普及センターでは、今後もスマート農業技術の活用による省力化に向けた支援を行っていきます。

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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