宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米りんご生産部会 せん定講習会,防除暦検討会等を開催

2018年02月22日 15時54分39秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
去る平成30年2月9日,JAみやぎ登米りんご生産部会会員20名を対象に,せん定講習会,防除暦検討会を開催しました。今回は,毎年行っているこれら検討会の他に,ジョイント栽培を実施している園地での現地検討会と,栽培勉強会を開催しました。

せん定講習会では,宮城県農業・園芸総合研究所園芸栽培部果樹チームより大沼上席主任研究員,柴田研究員,髙田技師の3名の講師を招き,平成29年の気象と生産状況を振り返りながら,今年のせん定における留意点を指導いただきました。
その後,平成29年春にジョイント栽培を導入した園地を巡回し,生育状況を参加者全員で確認しました。引き続き3名の講師からジョイント時に使用したタックの細やかな調整が必要なことや,今後の新梢の取り扱い方法について指導を受けました。

午後からは,平成29年産りんごの成績と病害虫の発生状況を踏まえ,平成30年産の防除暦について検討したのち,平成27年度から29年度まで普及指導員が調査研究した「りんご,ふじにおける斜形果発生要因の解明」について,実績を紹介しました。調査結果から,これまでの通説に疑問を投げかける結果やジョイント栽培の有効性も示唆され,参加者からはもっと研究を進めて欲しいとの声も出ました。



<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電 話:0220-22-6127 
FAX:0220-22-7522

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GAPについて学びました!

2018年02月22日 10時31分59秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 GAPの基本的な考えや実際に取り組んでいる現場を見たいという要望があり、平成30年2月7日に当管内では初めて農業者を対象とした「GAPにつながる生産工程管理研修会」を開催し、直売所会員や農業法人の社員、若手農業者など16名が参加しました。
初めの座学研修では、当普及センター職員が「GAPをするとはどういうことか~GAPの基礎を学ぼう~」と題し、GAPが求められている背景や生産者としての責任、リスク回避の手段といった内容で、基礎を中心に説明しました。
 その後、今年1月に「トマト」と「ホウレンソウ」でJGAPを取得したばかりの大崎市鹿島台の(有)マルセンファームを訪問し、GAP担当の千葉専務にお話を伺いました。
 GAPを取得した目的は、会社として自信をつけるため、そして安全性をアピールするためとのことですが、実際に取り組むと掲示物の準備、GAP取得のための書類の整備に大変苦労したそうです。実際に整理整頓された出荷調製施設、農薬保管庫、仕事の見える化のために至る所に貼ってあるたくさんの掲示物を見学した参加者は、感心しながら積極的に質問をしていました。



<連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
 〒987-0511  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
        電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522

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第2回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました

2018年02月22日 10時29分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成30年2月1日(木),登米合同庁舎において第2回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました。
検討委員は農業者,農業法人,市・農業協同組合など直接農業に関わる委員の他,中小企業診断士,地元FM局の代表取締役,登米市食育推進会議の会長などで構成されており,当日は7名が出席しました。
 最初に,平成30年度登米農業改良普及センター普及指導方針について説明し,その後4つのプロジェクト課題の平成29年度の取り組み成果と継続する3つのプロジェクト課題の平成30年度計画を課題リーダーが説明しました。
 各課題ごとに多くの質問や意見が出されるとともに総合討議においては,農業法人の事業継承について活発な意見交換が行われました。
 これらの意見を踏まえ,平成30年度の活動を展開する計画です。
 
 写真:プロジェクト課題の成果報告






<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
      電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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平成29年度亘理名取りんごせん定講習会が開催されました

2018年02月22日 08時25分17秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成30年1月19日,亘理農業改良普及センター管内のりんご生産者組織で構成されている亘理名取果樹振興協議会の主催で,平成29年度亘理名取りんごせん定講習会が開催されました。
管内のりんご生産者36名の参加があり,宮城県農業・園芸総合研究所園芸栽培部果樹チーム職員を講師に迎え,「マルバカイドウ台ふじ」と「M.26台ふじ」を対象にせん定実習が行われました。
最初に「マルバカイドウ台ふじ」成木樹を対象として,枝の重なり解消や日当たり改善などを念頭に,ポイントを講師に解説いただきながらせん定実技を行いました。
次に,一昨年から参加組織ごとに実技している「M.26台ふじ」各1樹のせん定を行い,その後に講師から講評をいただきました。
これから春までの間,各園地でせん定作業が行われますが,今回の講習会を参考に高品質なりんご果実生産に努めていくよう,参加者各自が認識を新たにしていました。

<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター先進技術班
TEL:0223-34-1141,FAX:0223-34-1143

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