長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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【2018年度NHK大河ドラマ西郷どん】第二話『立派なお侍』まるで…龍馬伝・デジャブ?

2018年01月14日 21時37分42秒 | 日記
































  NHK大河ドラマ西郷どん第二話『立派なお侍』が2018年1月14日日曜日に放送された。



  第一話『薩摩のやっせんぼ』(少年時代)から6年後。西郷小吉から西郷吉之助と名を変えて成長したのちの西郷隆盛(鈴木亮平役)は、薩摩藩への農家からの年貢を仕切る役人の下っ端の役人として汗にまみれていた。だが、薩摩藩の農家は等しく貧しく、役人の不正や搾取も横行していた。
正義感あふれる西郷吉之助は我慢がならない。だが、身分は下から二番目の立場であり、禄高(給料)も極めて安い。あるとき、吉之助は貧農の少女が借金の形に遊郭に売られ連れていかれそうになるのをみかけ、藩からのわずかな給与を借金取りに渡してしまう。「藩は民・百姓あっての藩でごわす。百姓が死んだら藩も死にもうす!斉彬様ならわかってくれもんそぞ。次の藩主を斉彬さまに!」だが、正義感だけではどうしようもない。「吉之助さんは甘か!藩の重役でお殿様のご意見番の勘定奉行・調所さまはお世継ぎの斉彬さまを嫌っちゅう」大久保は西郷を諫める。吉之助は懸命に東奔西走するが、努力も空しく、やがて貧乏農家の娘・ふきは遊郭に奉公させられるため男達につれていかれる。ふきはそのさい「ありがとうございやした。うちはこげな立派なお侍さんのことを一生わすれもはん」と西郷に泣きながら礼を言う。とめられず、自分では何も出来なかった吉之助は道で号泣して、「おいは……立派なお侍……なんかじゃなか!……たったひとりのおなごも救えん……やっせんぼ(出来損ない)じゃ!」のちに吉之助の三番目の妻となる岩山糸・イト・はそんな西郷隆盛をみて、ただ頬をつたう涙をとめられずに立ちすくむ。
 結局、西郷吉之助は江戸にたつ島津斉彬への嘆願書は渡せなかった。
だが、第二話では会えずしまいの西郷と斉彬だが、今後、西郷はその正義感と政策立案能力で、数年後、斉彬の懐刀となるのだった……。

 

 全体として話が悲しく泣ける二話目だった。だが、何となくストーリーテーストが大河『龍馬伝』を観ているような「あれ?デジャブ??」と思うような作りだった。
確かに江戸時代だけでなく、昭和中期まで東北地方や北陸や四国・九州の貧農の少女がわずかな奉公の賃金や、借金の形に遊郭に売られていくのはけしてめずらしいことではなかった。
現代だって『男女平等』とは名ばかりで、セクハラやマタハラや女性蔑視や女性差別は多い。
いまだに日本国は『男尊女卑』がまかり通り、女性の社会的成功例は男性にくらべて一握りのみ…
まさにいまこそ女性が声をあげるべきだ!「差別をするな!男性と同等に扱え」、と!
大河ドラマ西郷どんは、第三話『子どもは国の宝』に期待。まだまだ!ガンバレ、西郷どん!

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【一攫千金後の貯蓄と現実?】億万長者になるも散財破産する馬鹿たち。

2018年01月14日 19時37分19秒 | 日記






























 メジャーリーグ(MLB)をはじめ、米国のスポーツ界は近年、年俸高騰が著しく、毎年オフになるとスター選手が大型契約を結んだことが日本でも報道されることが少なくない。しかし、一般人には考えられない大金を手にしている選手が多くいる一方で、そのお金を散財し、破産する選手があとを絶たないことが問題となっている。

 昨年6月には、米メディアのMSNが「自己破産した元スポーツスター」という特集を配信したことがあった。米プロフットボール(NFL)のビンス・ヤング、テレル・オーウェンス、MLBのジャック・クラーク、米プロバスケットボール(NBA)のデリック・コールマン、ボクシングのマイク・タイソンといったビッグネームが数多く含まれていたことに驚いた人もいるかもしれない。

 2012年には、ESPNが引退後に自己破産するプロアスリートのドキュメンタリーを放送して話題になったことがあった。番組のタイトルは「破産(Broke)」。そんなフィルムができてしまうこと自体が、米国のスポーツ選手たちが身を滅ぼすケースがいかに多いかを物語っていると言えよう。


マイク・タイソンも巨額を稼ぎながら破産したアスリートのひとり(写真:Getty images)© dot. マイク・タイソンも巨額を稼ぎながら破産したアスリートのひとり(写真:Getty images)
 2009年にスポーツ・イラストレイテッド誌が伝えたところによると、NBAプレイヤーの60%が引退から5年以内に自己破産するという。また、NFL選手の78%は引退後2年を持たずに破産するか、経済的に困窮する。

 統計によると、NFLプレイヤーは平均3.5年のキャリアを過ごし、年俸約190万ドル(約2億円)、生涯報酬は665万ドル(約7億円)。NBA選手は平均4.8年のキャリアで1年約550万ドル(約6億円)を稼ぎ、生涯報酬は約2640万ドル(約29億円)強に及ぶ。一般人には想像もつかない巨額を稼ぎながら、多くのアスリートたちはなぜ破産の末路を辿るのか。

 一般的な散財の原因はやはり浪費、離婚、投資の失敗など。中でも特筆されるのは、“アメリカンドリーム”を叶えた選手たちの遣いっぷりの激しさである。

「ヨット、マンションに加え、何台かの車を買った。それだけで700万ドル(約7億7000万円)は使ったな。つまり、俺は稼いだ金をすべて吐き出したんだ。また、家族や友人たちも平気で金をせがんでくる」キース・マッキャンツ(NFLプレイヤー)

「ジュエリーだけで100万ドル(約1億1000万円)は使ったと思う」アンドレ・リソン(NFLプレイヤー)

 前述の「破産(Broke)」というドキュメンタリーの中では、元選手たちが多くの赤裸々な証言を残している。これらのコメントにある通り、プロスポーツ選手としてのキャリアの短さを自覚せず、まるで“宵越しの金は持たない”とでも言うように派手な散財を続ける選手は今も昔も珍しくない。

 中でも有名なのは、現役時代に稼いだ約1億1000万ドル(約122億円)をすべて遣い切ってしまったアントワン・ウォーカーのケースだ。1996年にNBA入りしたウォーカーは、オールスターにも3度選出。しかし、ギャンブルで負けを積み上げただけでなく、ベントレー2台、ベンツ2台、レンジローバー、キャデラック・エスカレード、ハマー、マイバッハなど盛大な車のコレクションに多額をつぎ込んだことが喧伝された。さらにビジネスの失敗、取り巻きへの気前良すぎるサポートなどが重なり、2010年についに自己破産。そんなウォーカーのアップ&ダウンに溢れたライフストーリーは米国内で盛んに語られてきた。

 こうした失敗談はスポーツ界には他にも溢れ返っているにもかかわらず、破産するアスリートはそれでも後を絶たない。破滅を避けるためのスポーツ選手向けのセミナーなどは数多いが、大きな効果を発揮しているとは言い難い。

「若くして大金を手にしたプロ選手が金銭面での謙虚さを保ち続けるのは容易ではない。ロッカールームはミリオネアばかりで、そんな同僚たちと付き合えば支出も自然と大きくなる。特に彼らはもともと負けず嫌いの性分だから、散財の面でも張り合おうとしたがるんだ」

 NBAの某チームで働く職員のそんな言葉は真実を言い当てているようにも思える。アメリカンドリームを成就させたヤング・アスリートは、手に入れた金を使うことで成功を噛み締めようとする。選手としての向上を助けた負けず嫌いの精神が、ここでは良くない方向で発揮されてしまう。遊びにしろ、投資にしろ、金の費やし方を学習しているわけではないから、減っていくのも早い。こんな真実は、華やかな米スポーツの闇の部分を示していると言えるのだろう。(文・杉浦大介)

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