とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

部活動がスポーツ格差を生む

2016-12-20 16:37:07 | 教育
 朝日新聞にスポーツ格差の記事が出ていた。女子の体力が上昇に転じたが、まったく運動しない人の割合は逆に増えているというのである。スポーツにおいても格差が生まれているのである。高校の部活動を見ていても格差を強く感じる。

 部活動について高校における現状を申し上げる。学校によっても違うかもしれないが、部活動が盛んな学校は進学校である。意外かもしれないが進学校の学力レベルの高い学校の生徒は運動能力のおおむね高い。しかも努力する意義やたのしさを知っている生徒が多いので、人数も比較的多く、それなりに活躍する。一方で進学校は親が裕福な場合が多く、部活動の送り迎えや、部活動の経費も問題ない。ところが、学力が比較的低い学校の場合、お金がないことが多い。だから経費をかけるわけにはいかない。「貧乏暇なし」ということばどおり、親も時間的な余裕がなく、子供の部活動の応援ができない。そもそも学力が低いので自己肯定感に乏しくやる気が起きないのだ。もちろんここまで言い切ると批判はあるだろう。しかし傾向としては間違っていないのだ。

 勝ち負けを度外視した部活動が必要なのだ。勝敗を意識した部活動があってもいい。しかしそれだけではいけない。楽しく活動することを主に考えた部活動がなければならないのだ。当然そこには教員の負担にならないような制度改革も必要である。学校改革の大きな一つである。
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