田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市の都市緑地めぐり⑲ 丘珠空港緑地

2020-07-07 15:58:09 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 広大な芝生と長いランニングロード(ウォーキングロード)が伸びる「丘珠空港緑地」は心地よい風が吹いていたこともあり、往復約5キロの緑地内のランニングロードを気持ちよくウォーキングすることができた。

   

   ※ 「丘珠空港緑地」は多少の起伏と、曲路を交えたランニング&ウォーキングロードが伸びていました。

 丘珠空港緑地(東区) 487,948(ドーム9.7個分) 探索日 ‘20/07/03

   

   ※ 東区土木センターで入手した緑地の平面図です。左が北西地区、中央細い部分が北東地区、右側が南東地区です。

 私が「都市緑地めぐり」で頼りにしている「札幌市公園検索システム」にこの「丘珠空港緑地」のマップは載っていなかった。そこで緑地へ向かう前に管轄する「東区土木センター」に寄って、資料がないかを尋ねたところ「丘珠空港緑地平面図」をコピーして渡してくれた。それによると、「丘珠空港緑地」は大きく南東地区、北東地区、北西地区の三つの地区からなり、それらは丘珠空港を取り囲むように一つに繋がっていた。(平面図写真を参照ください)それはちょうど健康器具のバーベルか、ダンベルのような形に見えなくもない。

 私はまず南東地区のパークゴルフ場を目ざし、そこの駐車場に車を停めた。

 パークゴルフ場は18ホールと札幌市内のパークゴルフ場としては小規模の方だが、一部が林間コースとなっているところが特徴の一つだろうか?

   

   ※ 南東地区の一部にあたるパークゴルフ場です。

   

   ※ このような林間コースばかりではなかったのですが…。

 パークゴルフ場のあるところは2007年に造成されたようだが、「苗穂丘珠通」を挟んだところから北側のほとんどの部分は2016~17年にかけて造成された。「苗穂丘珠通」を跨いで本来(?)の南東地区に入ると風景が一変した。遠くに丘珠空港の滑走路が見え、広々とした芝地が広がり、芝地の隅には子ども達の遊ぶコンビネーション遊具が備えてあった。

   

   ※ 南東地区には間に「苗穂丘珠通」が走っていました。

   

   ※ 道路を跨いで直ぐには人工林が植わっていました。

   

   ※ 南東地区の「みなみかぜ広場」から丘珠空港を望んだところです。

   

   ※ 広場はこのようにきれいに芝が刈られていました。

   

   ※ 「みなみかぜ広場」の遊具で遊ぶ親子です。

 その一帯の広場は「みなみかぜ広場」と名付けられていた。

 そしてそこから人や自転車が通れる程度の舗装道路が続いていた。傍に立っていた掲示板を見ると、ちょうど丘珠空港を横目に見ながら緑地を一周するようにランニングロード(ウォーキングロード)となっていた。コースの周りはきれいに刈り取られた芝生が広がっていて、気持ちよくランニングやウォーキングに取り組めるようになっている。事実、私が歩いているときにも何人ものランナーやウォーカーとすれ違った。コースにはところどころに距離を明示した標識が立てられていた。

   

   ※ 南東地区から北東地区に入る前に立てられていた案内板です。

   

   ※ ランニングコースのところとごにはこのような真新しい案内標識が立っていました。

   

   ※ コースのところどころにはこのような休憩できる東屋が設えてありました。

   

   ※ ちょっと小高くなったコースを往くランナー(ジョガー?)です。

    

   ※ 緑地と空港の間には小さな川が走っているようで、写真のような湿地が伸びていました。 

   

   ※ 空港と反対側には丘珠名物の玉ねぎ畑が広がっていました。

 コースは一直線ではなく、また平坦でもなかった。土地の形状に合わせて多少の起伏があったり、緩く曲がっているところもあったりと単調でないところも工夫されていた。

   

   ※ 走路がもう一本走っているのが見えると思います。ランナーは時計回りで走っていたようです。

 この日は良く晴れていたが、適度な風があり、私は気持ちよくウォークすることができた。歩いている間、大小合わせてかなりの数の飛行機が離発着をしていた。また、自衛隊のヘリコプターが操縦訓練をしていたようで、見ていると高さ1~2mのところでホバーリング訓練をしていたが、見ていると10分くらいもその場にとどまっているように見えた。 片道約2キロのロードの端には、北西地区の緑地が広がっていた。こちらも南東地区の広場と同じように広い芝生と片隅にはコンビネーション遊具が配され「きたかぜ広場」と名付けられていた。

   

   ※ 自衛隊のヘリコプターが操縦訓練をしていたようです。この姿勢で10分くらい静止していました。人命救助などのときのホバーリング状態を保っていました。

   

   ※ 丘珠空港に着陸した旅客機です。

   

   ※ ちょっとピントが合っていませんが、空港を飛び立った小型の飛行機です。

 私は2008~2009年にかけて札幌市内のウォーキングコース全118コースを歩いた経験があるが、この丘珠空港の傍も歩いた経験がある。その時のコースは砂利道でとても歩きにくかったことを覚えている。まさに様変わりで昔日の感を強くした今回の緑地巡りだった。そして、立派なランニングロードを走るランナーの姿を見て、この辺りはランニングを趣味にする人には天国のようなところでないかと思った。というのは、夏にはこの緑地内のコースを走り、冬や雨の日は傍にあるスポーツ施設の「つどーむ」内にある一周400mのコースで練習できるという環境が整っているからだ。

   

   ※ こちらは北西地区に広がる「きたかぜ広場」の光景です。

   

   ※ 「きたかぜ広場」には何やらモニュメント風の石(人造石?)が並べられていました。

   

  ※ 「きたかぜ広場」の丘から丘珠空港を望見した図です。右の建物は「つどーむ」です。

   

   ※ 「きたかぜ広場」の一角に設置されていた遊具です。

   

   ※ やはり「きたかぜ広場」の一角の丘に上にベンチがぽつんと…。

 「丘珠空港緑地」は北東地区の一部に木が生い茂っているところがあるが、ほとんどは芝生だけが広がる緑地である。気持ちよく、ランニングやウォーキング、あるいは散歩が楽しめる素晴らしい緑地だと思った。