田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

もはや慣例化した「札響の第九」& 忘年会

2018-12-18 16:55:23 | ステージ & エンターテイメント

 もはや壮大なるマンネリと揶揄されるかもしれない「札響の第九」に今年も行ってきました! クラシックに対して大して造詣があるわけでないオヤジたち3人(一人が都合で脱落した)は、ただただ「年末には第九で」という惹句に暗示にでもかけられたように今年もキタラに出向いたのだった。

                         

 今年の「札響の第九」は12月15日(土)と16日(土)の両日にわたって開演した。私たちはもはやたいして相談もなく15日のチケットを手配して、当日を迎えた。チケットはもちろん最低価格のP席(ステージ後方席)である。忘年会の店も忘れずに予約して…。 

 調べてみると、私たちの「札響の第九」詣では2009年から始まっている。それからずーっと皆勤なのだから、今年で10周年ということになる。午後2時、今年は大友直人の指揮モーツァルト/歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲が始まった。短い曲(8分)ではあったが、その中に抑揚があり、第九への期待感を膨らませてくれた。

           

           ※ 写真は全てウェブ上から拝借した。私たちは合唱団の後ろ最前列に陣取った。

 休憩時間に指揮者の大友直人のことで友人と盛り上がった。それは大友直人の男前ぶりについてという下世話な話である。上背がありスラっとした体形に、長髪の白髪が良く似合い、その長髪が指揮する度に優雅に揺れるのだ。私たちのP席はその大友氏の表情がよく見えるのである。まったく天は一人の男に二物も三物を与えて不公平である!きっと大友直人のおっかけファンなどもいるのではないかと思わされてしまった。                  

           

         ※ 指揮者の大友氏は当年60歳らしいが、この写真は少し前の写真か?髪がもう少し白かった。

 そんな下世話な話で時間をつぶしているとメインのベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調op.125「合唱付き」が始まった。クラシックを聴く耳がいっこうに進歩しない私には、第九については過去に全てを語りつくした感があるので今回はパスすることにする。ただ、今年はP席最前列で聴いたからだろうか?合唱団の迫力がいつにも増して感じられた。そういえば、数年前から合唱団の構成が札響合唱団、札幌放送合唱団に加わって札幌大谷大学芸術学部音楽家合唱団が加わったことにより、ベテランと若手がほどよくミックスされ迫力が一段と増したのではないかと思われた。もちろん札幌交響楽団の方も熱の入った演奏を披露してくれた。 

                 

            ※ この写真も少し前のものと思われるが、このダンディーぶりである。        

 と、迫力ある演奏を堪能した私たちはこれまたまるでルーティーンを描くようにススキノの居酒屋へ直行した。例年は4人だったのだが、今年は一人かけて3人とやや寂しかったが、今年を振り返りながら杯を重ねたのだった。

 あゝ、今年も暮れてゆく…