千一夜第3章第310夜 2度目の諸島メバル釣行

2021-12-05 19:40:21 | 磯釣り

2021.12.05(日)

4日13時釣具店集合、15時30分片添が浜港集合、16時渡船出港、釣り場は大島郡諸島、5日7時渡船迎えのスケジュールでメバル釣行となった。これまでの数回の釣行予定が全てキャンセルや都合が付かずで不参加など、磯釣り、船釣りはなかなか実現しなかった。私としても膝の故障で消極的ではある。特に磯釣りは通し釣りの徹夜なので厳しいものがある。今回は釣り場が楽なこともあり参加することにした。 

出港前のひと時、私等3人以外に4人の釣り人が居たが、乗船名簿を見ると私と同じ町内の人が2人居たので吃驚。但し丁目が違い面識も無かったが、こういう場所では妙に親近感が沸く。他の2人も同じ市と隣市だった。この4人の内1人は初めての磯釣りらしく少々不安気ではあったが、16時の予定通りの出港となった。

16時21分には諸島の手前まで着く。この島の前方の岩場に降りて一晩過ごすことになるのだ。諸島の周りにも沢山の小島が点在する。左手には直ぐ近くに情島、渡船の南方には片島(嘗て何度か岩場に上陸し竿をだしている。あのねのねの清水氏が一部所有している島)、東側には由利島(TVでお馴染みのダッシュ島)などがある。

私はこの島の釣り場に上陸するのは2回目であるが、今回も前回と同じ岩場に上陸する。この岩場は割合平坦な岩場で、しかも広さも十分にあるので動き回るのも楽である。何より、私はひざ痛を抱えているので、今回の釣行ではTがこの場所を選択してくれた訳である(尤も、狭い岩場で身動き一つ取るのも窮屈な場所だったら私は参加していないだろう)。今回は3人で上陸したが、5~6人は十分に上陸出来る場所だ。

船を岩場に着けて上陸開始。釣友TとSが主に荷物を運んでくれるが、やはり2人ではなかなかスムーズにいかないので私も手伝う。こうなるとポーター役をもう1人増やさなければならない。3人のリレーで運搬は完結する。今後の磯釣りはメンバーが4人揃った時に参加としたい。

16時24分には上陸完了し、暗くなる前に釣り場を良く観察しておく。2回目なのである程度は解かっているが、前回通りということにはならないのが釣りである。

17時10分頃からSが先陣を切って竿を出す。まだ明るいのでメバルは釣れない。

私も17時30分頃の夕まずめから竿を出す。ここから21時30分頃の夜食タイムまで、皆それぞれの場所から竿を出す。20時頃まで西風がアゲンストだったが、20時を回った途端に風落ちとなった。

Tが夜食の準備をしてくれ、21時30分から夜食タイムとなる。23時頃まで飲んだり食ったり、そして薪まで準備してくれていたので暖も十分に取ることが出来た。こういう時間帯無しでのぶっ通しの釣行は相当疲れる。

3時頃の潮止まり頃から再び薪をくべて暖を取る。薪は残すことなく使い切り、乾いた流木なども序に燃やす。一旦、この火の前に座り込むとなかなか動けなくなる。みんな小1時間程度は居座っていただろう。

再び暖を取った後の4時頃から朝方6時頃まで竿を出す。6時頃朝まずめ開始頃からアタリが増えてきたが、既に納竿準備に入る時間である。私は最後の最後に大物が針掛かりしたが、揚げる寸前にハリスが切れた。すかさず海面にライトを当てると緑色に光る大きな眼だけがくっきり見えた。最初から物凄い引きで一旦は岩と岩の隙間に揚げたのだが、ラインを緩めた瞬間にまだ海中へと逃げられ、遂にはハリスを切られた訳だ。どうもタイ系のようにも思うが、魚の姿をはっきりと見ていなかったのが残念至極である。

7時には予定通り渡船が迎えに来た。

釣り場を後にする。

朝焼けだ。今日も天気が良さそうだ。

帰港も7時25分で今回の釣行はほぼスケジュール通りにことが運んだ。今回の釣行は私にとって試験的な意味合いもあったが、体力的にはまだ大丈夫かなと思った。膝の具合は、同じ体勢を長く保つとやはり痛みが出て来る。従って釣り場は足が伸ばせられ、体勢も不自由なく変えられるような場所でなければならないと結論付けられた。まあ、無理な釣行はしないようにと言うことである。やはりサーフで置き竿が似合っているかなとも思う。

8時頃、港から帰路に就くが、港を出て数百メートルの所にホテルサンシャインサザンセトがある。私は風呂に入りたくて堪らなかったのでダメ元で行ってみた。丁度従業員の男性が玄関の扉を開けているところだったので、風呂だけの利用はできますかと問うと、一旦フロントの方に入り直ぐに出て来て、出来ますと言うので入浴のみすることにした。料金は私がJAFの会員だったため半額となった。グループや家族で行っても誰か一人会員が居れば全員が半額となるとのことだった。但し、本来は一般の入浴者は午後からということらしいが、余程私が疲れていると見えたのか特別にOKを出して頂いた。

疲れた身体を癒すには温泉が一番効果的である。岩場では無意識の内に膝を庇っていたせいか、不自然な姿勢で釣行していたようで背中が痛くなっていた。膝と背中を温めたくて来た様なものである。入浴場には朝から泊り客が数人温泉に浸かっていた。少し温めのナトリウム温泉だったが、それでも湯に浸かるとまずは「ハー」と溜息が出る。外には露天風呂もあり、こちらの方が水温は高かった。少し長めの入浴で身体は温まった。しかし、これからは徹夜釣行明けの温泉は止めようと思う。何故なら急激に睡魔が襲って来たからである。何とか気力を振り絞って帰宅したが、帰宅するまで何度かはっとした場面があったからだ。

温泉で温まった後は、帰路の途中でサザンセトとうわという道の駅に寄った。昨年も釣行の帰りに寄ったが、ここで大島特産の大島ミカンを購入した。風呂に入ったせいかお腹が凄く空いて来たので饂飩を食べようと出店に入ったが、店主がまだ出汁が出来ていないんですと済まなさそうに言われた。食べられないとなると余計に空腹感が増す。帰路途中2~3軒食事ができるところに寄ったが全て準備中だった。ついに帰宅してか食事を摂った。

釣果、Tと私のメバル、私は夜食までにメバル4尾とカサゴ2尾、それぞれ大きめのものが1尾宛。夜食後もメバルが3尾とアジ1尾、干潮時の休憩後は小メバルばかり4尾。2人の合計20尾のメバルが釣れたが、大きめのメバルは殆どTの釣果である。メバルは足で釣れと言われるが、私は膝痛のため殆ど場所移動をしていないため、大物は狙えず仕舞いだった。Sも6時過ぎの最後の最後に今日一を釣ったと言っていた。目標はメバル20尾だったがあえなく撃沈した。

本命のメバル以外の釣果。帰宅後、まずアジを刺身にしたが非常に美味だった。このサイズが5~6尾釣れると申し分ないのだが。
遅ればせながらSが釣果を報告してきたが、割と大きめのアナゴが1尾いた。帰宅後、解剖すると胃に古い針が刺さっていたとのこと。S曰く「私くらいの腕がなければあのアナゴは仕留められません」とのこと。心当たりのある方、是非Sの腕を見に行ってください。

釣行日:12月4日~12月5日
旧暦:11月1日~2日
場所:大島郡諸島
時間:17:30~06:00
天候:概ね晴れ
風 :西風のち弱風
月齢:0.8
潮 :大潮 大畠 4日干潮14:50潮位92cm 満潮20:23潮位301cm 
         5日干潮02:15潮位-5cm 満潮09:41潮位339cm
狙い目:メバル
釣り方:浮釣り
餌 :アオムシ
釣果:メバル10・カサゴ2・アジ1
釣友:T=メバル10・カサゴ6
釣友:メバル11・カサゴ4・アナゴ1

【12月5日過去の釣行記録】
・2009年第2埠頭東側、06:30~12:00、中潮、釣果=カレイ2・キス2・チダイ1・ハゼ1
・2010年櫛ヶ浜港防波堤、06:00~21:00、大潮、釣果=メバル30・シマイサキ1

【この日の釣り情報】
・2004年新日鉄波止場、06:30~08:30、小潮、釣果=カレイ4
・2004年新日鉄波止場、13:30~16:30、小潮、釣果=イイダコ1

【旧暦11月2日釣行記録】
・2005年12月03日、庄の浦港防波堤、16:45~23:00、大潮、釣果=メバル7・アジ2・ソイ1・クロ1・アナゴ4
・2006年12月21日、華西南岸壁、夜、大潮、釣果=メバル7・チヌ1・クロ1
・2008年11月29日、第2埠頭東側、06:10~12:30、大潮、釣果=カレイ1・キス2・アイナメ1
・2011年11月26日、粭島小瀬戸橋、18:50~20:30、大潮、釣果=アジ8
・2015年12月12日、徳山築港西側南端、06:00~17:10、大潮、釣果=カレイ2・キス4・キビレ1・イイダコ1・ハゼ6

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