お別れのあいさつ

今日で、去っていく人が数人いました。

一人は、息子夫婦と住むことになる施設のおじいさん。
そして、もう一人は、同じ身の上のヘルプとしてデイから送られてきた人なんです。

3月は別れのシーズンと言いますが、私には7月が別れの月になりました。
結構、辛辣に物言う人でした。ヘルプの人は。
あまり関わらないようにしてきたつもりです。
本当は、もっと別の人と別れたかったのですが、その人は、ずっと居座るようです。

朝、施設を出たところで、別れの挨拶をしよう。と、思っていたのですが、いざ、帰るとなると、もうあいさつのことなんて、すっかり忘れてしまい、自転車をすっ飛ばして走り去る私なんです。
「あっ！」と、気づいたときには、もう電車の中。
「忘れてもうた。」と、がっかりすることに。
やっぱり、あいさつは大切なんでしょう。
多分、私が去るときは、誰もあいさつなんかしてくれないでしょう。
もうそんな気がしてきました。
それが、私流なのかも。

施設のおじいさんは、ものすごい丁寧におじぎの角度も４５度で、「さすが、年の功。」と、思える人でした。
その人は、私とよくしゃべる人で、「別の人が去ればいいのに。」と、思ってしまいました。

別れの挨拶は、丁寧にすれば、するほど、名残惜しくなります。
「じゃあね。」くらいでいいんじゃないの。と、思ってしまう気さくな性格なんです。

交通費

会社の交通費の請求の用紙を作成することになります。
とても原始的で、「今時、こんな方法なんあり？」と、思うのですが、これがありなんです。

毎日の交通費を用紙に書き足していきます。
これは、みんな手書きなんです。
「これをしないと、交通費は渡せません。」と、事務の方からやり方を聞いて月末に提出することになります。
今までの会社でこんな邪魔くさいことをしたこともなく、仕方なしに、毎日、手書きで書類を提出することになりました。

そういえば、派遣で働いていたときは、交通費はなかったような。
明日は月末。
交通費の用紙を提出し、お金をもらうことになります。
「邪魔くさい。」と言ったら、お金をもらうこともできません。

何かいい方法があればいいのですが、これからもまだまだ通わないといけない会社なので、文句も言えないのです。
車で通っている人もいます。
車を運転できれば言うことないのですが、ペーパードライバーの身、危なくて却下なのです。

もっと近くに会社があればいいのに。
往復3時間は、ちょっときつい。
近くから来ている人とおしゃべりしたのですが、「私なんて、歩いて5分よ。」というのです。
私だって、応援に来る前の会社は、歩いて3分だったのです。
なんで、こんなに遠くへやられてのか。
文句を言いたいけど、もう元の上司も、もっと遠くへ移動になりました。
きっと、元の上司も交通費の用紙を書いているかもしれません。
みんな、うまい具合に行くとは限らないのです。

BGM

今の施設では、ユーチューブから音楽を選曲して流れるようになっています。
みんな、自分の好きなアーティストの曲をリクエストするようです。
周りはとても楽しそうなんですが、私は無音の方が仕事がしやすいのです。

知っている曲が流れると、手が止まり聞き込んでしまいます。
私は、BGMにしたいのは、日本の曲でなく、全然知らない外国の曲。
聞いたことのない曲なんです。
すると、本当にただのBGMになり、手が止まらずに済みます。

今は、音楽より仕事なんです。
私は音楽も仕事も両方できるほど力をつけていないのです。
お友達は、きっと、スマップの曲をリクエストするはずです。
ポップな音楽にノリノリになって、仕事がはかどるでしょう。

ついこと間まで、殿様キングスの「女の操」が流れている施設でした。
残念ながら、この曲も私が子供だった頃、流行っていた曲で、空で歌えるのです。
人生長く生きていると、物知りになっていくようです。
まあ、新しい曲は、全然ですが。

私がリクエストするとすれば、南国の太鼓だけの曲を選びたい。と、思っています。
変に曲があると、覚えてしまいそうになるから。
まったく知らない曲の方が楽しそう。と、思っているのは私だけ！？

パソコンがフリーズする

最近、パソコンがなかなか動かなくて困っています。
つい最近、アップデートしたばかりで、その時は、何もしなくてもすいすいと動いていたのです。
何が急に動かなくなったのか。

こんなことは、以前にもあったんです。
急に、おかしな画面が出たり、フリーズしたり。
何かのウイルスが入ってしまったのか。
一応、私のパソコンにはセキュリティソフトが入っています。
それがまったく機能しなくなったんです。

パソコンがフリーズするたびに文句を投げかける私です。
機械に文句を言っても仕方ないのですが、文句もついつい出てしまいます。
それより、メーカーに電話しろ。と、思ってしまうのです。
思っているだけで、重い腰を上げることもないのです。
もっと、サクサク動くパソコンが欲しい。と、常々思っていることになります。

母のお小言

どうも、母は私に仕事を辞めてほしいみたいでした。
働く条件が悪すぎるらしいのです。

仕事に就いたときは、家も近所だし、賃金は安いけど体が楽だ。と、自分なりに納得していました。
しかし、人手の足りない施設に応援に出され、毎日四苦八苦しながら会社に行くのは辛いだろう。と、言うのです。
確かにつらい。
今は、いろいろあって元いた施設が壊滅状態になりました。
多分、今の上司も退かないといけないことなりそうです。

今日、一緒に応援に行った人と食事するときも、暗い話ばかりになります。
仕方ないけど、笑える状態でないのは確か。
いつ帰れるかわからない施設にいるより、ほかの職場を探せ。と、母は言うのです。
あと1か月で有給休暇をもらうことができます。
それまでは、何としても続けないともったいない。

母は、私を思って、きつい言葉で叱責します。
無言で耐える私。
せめて有給休暇をもらえて消化するまではいたいなぁ。と、思っています。
それまでに、何としても元に戻ってもらわないと。と、一縷の思いで行く先を案ずる私です。

やっとホテイアオイ

朝、母が喜び勇んで、「ホテイアオイの花が咲いてるわよ。」と、言うので、見てみると2本花が咲いていました。
「カメラで撮ったら。」というので、おずおず自分の部屋に向かおうとすると、「スマホで撮ればいいじゃない。」というのです。
スマホの写真は、なんとなく、まだ早いような気がしてマイカメラで撮ることにしました。

最初は、シャッターが下りていたのですが、途中からいくらシャッターを押しても撮れないのです。
よく見ると、バッテリーが空になっていて、充電しなくてはなりません。
長らくカメラを使っていなくて、バッテリー切れになるまで気が付きませんでした。
慌てて充電することに。

久々のカメラで、うまく撮れないのです。
やっぱり、腕は落ちるなぁ。って感じ。
仕事が落ち着いたら、またカメラでも始めようと思っていたのに、通勤の長い施設に応援に行き、疲れ果ててカメラどころではなくなった。というのが本音です。
そのうえ、当分、元も施設に戻ることができないことがわかり、かなりショックを受けることになりました。
「2～3か月で帰れる。」という元上司の言葉に、「嘘やったんか。」と、心の奥で罵りの声。
これじゃあ、引き受けるんじゃなかった。と、思ったけど、今となったら、応援に行った方が自分のためでもあったんです。
ちょっと命拾いをしました。

私は、だいぶ運の悪い人間で、自分の思った通りの運命を切り開くことができません。
本当は、カメラの資格を取りたいなぁ。と、思っていたんですが、今年は無理なのを漠然とながらわかりました。
今は、大きなため息をつきながら、「何とかならんのかなぁ。」と、思っています。
GOTOキャンペーンがありながら、コロナが怖くてどこにも行くことができません。
今、旅行に行っている人は、コロナが怖くないのかなぁ。

私は、小さな家でひそかに咲くホテイアオイを撮ることぐらいしか、今はできないのです。

花盛り

我が家のホテイアオイがたくさん花をつけているようで、「今日も咲いていたよ。」と、母が言うのです。
プーの時は、「おお、花が咲いている。」と、喜んでいたのですが、いざ、働きだして、そんな余裕がない状態になります。

毎日のように花をつけているホテイアオイに、「2～3日くらい開いていたらいいのに。」と、思うわけです。
たった1日でしぼんでしまう花を見るのは大変です。
花のある時だけ会社を休みたい。と、思ってしまうほど。
まあ、そんなにホテイアオイが好きか。と言われれば、そうでもないのです。

最寄りの駅までの公園の敷地の中の木が埋まっている部分に、ひそかに自分の庭のように植物を植えている人がいます。
毎日、雑草取りに忙しそうです。
「ええなぁ。」と、思ってしまうのです。
私なら、ブルーベリーの木をまんべんなく植えることになりそうです。
あの公園はみんなの物なので、市の役人が来て、掘り返してしまっても文句は言えないのです。
人の土地に花を植えてはいけないのです。

なんか、急に休暇を取りたい気持ちになりました。
働いているのが億劫なんです。
会社に電話して、「今日、ホテイアオイが咲いているので、休ませてください。」と、言ったら、どうするでしょう。
多分、「ゆっくりしなさい。」と、言って、次に会社に行ったら、みんなに知れ渡っているような。
ちょっと怖い環境です。

帰り間際の15分

あと15分したら帰れる。という時、自ら進んで仕事を探しに行く人がいるでしょうか。

私は今日、「あと、15分で帰れる。」という時に、ある葛藤に苛まれました。
「ここで、次の仕事をやってしまうと、帰る時間に間に合わないのではないか。」と、結局、ぶらぶら時間をつぶすことになりました。
私のぶらぶらを遠目に見ている上司に、「こっち見るな。」と、言いたかったんです。

気まずい15分です。

15分と言えば、隙間時間という感覚があります。
この隙間時間を利用して、いろいろな資格を取った人もいるようです。
デスクがあれば、私もちらちらテキストを読んで勉強でもするのですが、体力勝負の介護士です。
わざわざテキストをロッカーまで取りに行くこともできないのです。
こんな時、事務員でいたらなぁ。と、思ったりします。

今日、遠目に見ていた上司は私に、何か言いたいことがあったようです。
最後に、ドカンと爆弾を落としたんです。
怒られるとは違う爆弾です。
上司は、私に、元いた施設のことを言いたかったようです。
えらいことになっているらしい。と。

私の隙間時間は無駄な時間でした。
最近、いいことがめっきり少なくなって、しんどいことだらけ。
あーあ。何かいいことないかなぁ。と、15分で考えることに。

読みたい本がいっぱい

時間がないにも関わらず、読みたい本がいっぱいあります。
図書館に、予約してもいい本の数は限られています。
でも、それ以上に、購入してほしい本を注文しました。

私は、朝早く起きるのは、ほんと苦手なんですが、休日になると、ぐっすり眠れるので、体が楽になり、気が大きくなります。
そして、新聞で知り得た本を片っ端から読みたくなります。

会社のランチの時間、「退職したら無趣味の人は大変。時間が余って仕方ないよね。」と、話をしている人たちがいました。
私は、退職したら、やりたいことがいっぱいあって、時間がいくらあっても足りないくらい。
でも、父曰く、「お前は、持病を持っていて、薬を飲んでいるので長生きはできない。」と、暗いことを言うのです。
そんなこと言われてもめげるような人間ではないのです。
100まで達者に生きることを考えています。

会社を退職したら、図書館に毎日通って読みたい本を片っ端から読んで過ごします。
ほんと、今から楽しみです。
まあ、本を読むだけでなく、写真も撮ったり、絵を描いたりするのも考えています。
私の退職後はいろいろ忙しいのです。

ついこの間、図書館に行ったら、大きなカバンからたくさんの本を出して、返却するご老人がいました。
本当にいい趣味です。
多分、また、たくさん借りて帰るのでしょう。
ほんと、頭が下がります。
私の老後は、そんな本好きな人になりたい。と、思っています。
本は、人の空想力を豊かにする。と、私は思っているのです。

原因のわからない痛み

不意に、「手足が痛い。」になりました。
自分のことなのに、どこで打ったのかわからないのです。
まだ、青たんになる前の物なんです。

「そういえば、痛い。」になります。
これも原因不明なんです。
手足、どちらも右側。
「今日、何したかなぁ。」と、考えると、ほんとキリがないのです。
あれも打ち身、これも打ち身。
打ちまくっている私なんです。
大概は、痛くなる前に青たんができて、「こんなところを打っていたのね。」と、確認できるけど、痛みの方が先に出てくるのです。

あまり大きいリアクションをとっていると、確実に打ち身になります。
気をつけないと。

花の水やり

毎日、「しんどい。しんどい。」と、言いながら会社勤めをしています。
今まで、のんびりやっていた花の水やりもできなくなってしまっています。
その穴埋めを父がやっていてくれました。

今日、何気に、「忙しかったから、水をやれんかった。ちょっと、今日はお前がやってくれ。」というのです。
その時、植物は水が必要で、青々と茂っているのは父のおかげであることを知りました。

ちょっと水を汲むだけで汗がしたたり落ちます。
もう、気温的には夏のよう。
まだまだ梅雨が終わっていないのがうそのようです。
この暑さで、雨に打たれたら、湿気で倒れてしまうかも。
そんなことを考えながら、お花に水をやっていました。

持つべきものは、世話好きな父です。

あまり、「しんどい。」と言わないようにしよう。と、思いつつ、大きなため息を吐いてしまう支離滅裂な人間なのです。

相棒

今の仕事の相棒は、でぶっちょの男性です。
彼は、どうも体が弱いらしく、とうとう今日休んでしまったんです。
彼がいないと、仕事がはかどらないことも多いのです。
まあ、気が合うので、体が弱いのを除けば、言うことない相棒です。

彼も私も、どちらかと言えば、それほど会社に固執する考えの持ち主ではないのです。
何かのはずみで会社を辞めてしまう恐れが十分にあります。

そうそう、今日、初めて会った人なんですが、いきなり私のネームプレートをわしづかみして名前を確認されました。
「だ、だれ？」と、思ったんですが、名前も名乗らずに去っていったおばさんがいるのです。
ちょっと怖かったです。
多分、日曜日に仕事に来ている唯一会ったことのない人なのかもしれません。
後姿が妙に所帯じみていて、「パートのおばさんかも。」と、思うんです。
これから、ちょくちょく会うかもしれませんが。

私の相棒は、ちょっと日本人離れをした顔をしています。
どちらかと言えば、南国系。
でぶっちょには変わりないのですが、私より20才も年下なんです。
その人に命令されて、今、働くことになっています。
明日は出社してくるかなぁ。と、思いつつ、「体だけは元気でいろよ。」と、思ってしまう私です。

画材一式

父がだいぶ前に絵を習い始め、途中で頓挫してしまいました。
その時の画材が一式段ボールに詰められ、陽の目が当たるのを今か、今かと待っています。

父は迷いました。
このまま画材を捨てるのか、残すのか。
そして、私に、「絵をかかない？」と、聞いてくるのです。
今は、忙しくて絵など描いている場合ではないけど、暇ができたら、何かしら始められるかもしれない。と、「いいよ、もらってあげる。」と、簡単に引き受けました。
これで、画材は捨てられずに済みます。

私も絵心はないのですが、「タダなら、もらってもいいなぁ。」と、思うものなんです。
どんな絵を描くかは、今の私にはわかりません。
いずれ、ベレー帽をかぶって、緑の多い公園に行き、筆を走らせているかもしれません。
まあ、格好だけなんで、絵の具が尽きたら、そこで終わりなんですが。

私は、今、プーになったら、やりたいことだらけ。
でも、本当のプーになるには、まだまだ先なんです。
今を必死で頑張っているお友達に負けるわけるわけにはいかないのです。
私は、自分にも、お友達にもエールを送りたい。と、思っています。

きっと、父が生きている間は、絵を描いている暇はないはずです。
父を思い出しながら絵を描くことになります。
寂しい気持ちが絵にも表れるかもしれません。
画材は今のまま、しばらくは段ボールで静かに時が来るのを待っているような。

帰りたかった

今朝は、とても眠くて、仕事にならない日でした。
何度、家に帰ろうか。と、上の人に言うべきか迷ったんです。
未だかつて、こんなことは初めてです。
眠くて帰りたい。なんて、ふざけてますよね。

何とか、一日を乗り切って、家に帰り、母に今日のことを言うと、「我慢せずに帰ったらよかったのに。」というのです。
とにかく、過保護な親です。
でも、だから、頑張れる。と、思うんです。
「何が何でも頑張りなさい。」と、言われると、自分が情けなくなります。
今日は、家に帰り、夕飯の片付けの手伝いを免れ、先にお風呂に入りました。
温かい湯が、甘露のように感じます。
「ありがたや、ありがたや。」と、思ってしまうんです。

明日は、お休みの日です。
だからと言って、昼まで寝ていることもできません。
いつも通りの休日を過ごし、「また、明日から仕事か。」と言いながら、お布団に入る。そんな日です。
休日の前日が一番うれしいときなんです。
「明日は、ぼんやり過ごすぞ。」と、言いながら、頑張ってしまう、そんなへんこな私なんです。

ああ、しんどい

ずっと、「しんどい。」を連呼している毎日です。
今日も、またしんどいです。

今は、自分の仕事以外のことをするのが嫌。
でも、あれもこれも、言ってくる人がいる。
「もう、疲れてるねん。」て、言いたい。

今朝、何気にテレビのニュースの解説を聞いていたら、「10月ごろ、コロナのワクチンができる。」というのを耳をダンボにしながら聞きました。
「ほんとかなぁ。」と、思うのです。
普通の情報番組だと、「まあ、こんなもんか。」と、思っているけど、ニュースとなると、ちょっと信ぴょう性が出てくるのです。
早く、コロナのワクチンが出来たらいいのに。と、思うのです。

本当は、日本が第一番に薬を作ってほしいけど、今となったら、どの国でもいいから、「早くワクチンを作ってくれ。」と、願うのです。
私の願いは届くのでしょうか。
私の運命はコロナ次第で変わるのです。

今は、また患者が増えていっているけど、ワクチンさえできれば、怖いものはありません。
そして、また、元も仕事につくことができます。
今は、ただ祈るほかないのが悔しいです。