2周目は、ルリアスティス・ティアリヘイネ・御厨でした~。
ルリアスティス・ティアリヘイネ・御厨 キャラクター紹介
ルリアスティスは菖蒲の知り合いの孫娘で、直のもう1人のフィアンセ。愛称は『ルリア』。直のことを『お兄様』と呼んで慕っています。北欧の王族であるものの、王位継承権は十二位と低いせいか、本人は王族であることは自覚していてもそれほど気にしてはいないようです。
生まれつき身体が弱く、琴城旅館へは幼い頃に静養を目的として長期滞在していたことがあり、その頃に直と出会いました。とても大人しい性格で守ってあげたくなるオーラが出ていますが、直の正式な婚約者である美穂乃ともちゃんと話を付けたり、旅館の手伝いを積極的にしたり、しっかりしていて意外と行動力もあります。
油絵の才能があり、数々の賞を受賞しているほどでその道の業界ではかなり名の知れた若手画家ですが、近ごろはその周囲のプレッシャーを重く感じて絵が描けなくなったため、幼い頃に過ごした琴城旅館に再び静養にやってきました。
とにかく普段の生活で周囲から特別扱いをされてきたせいか、直たちから“普通の扱い”をされることが嬉しいようです。編入した学園ではその容姿と性格からクラスの人気者になっていますが、それも普通の友達として扱ってくれているため嬉しく感じています。
ルリアスティス・ティアリヘイネ・御厨編 あらすじ
第七話『それは二人のプロローグ』
皆で海水浴に行ってから数日後、楽しい日々を送っていたルリアは今なら絵が描けると思って木炭を握りキャンバスに向かいますが・・・どうしても絵を描くことが出来ませんでした。
翌日、ルリアの顔色が悪く涙を浮かべていたため、気になった直。美穂乃に言われてルリアの様子を見に行った直は、ルリアに対してもう少し皆に甘えた方が良いとアドバイス。ルリアも早速甘えることにし、絵のことで直に相談します。
元々風景画を描いていたルリアは、一旦そこから離れてまったく違う人物画を描くことにしました。そのとき直から人物画を描いたついでに背景を描いてみるとリハビリになるかもという何気ない一言で、ルリアはそれなら風景画も描けるかもしれないと思います。そして、直はルリアからのお願いでモデルを引き受けることになるのでした。
それからというもの、ルリアがスケッチのために直と一緒に行動することが多くなります。そして、いつしかルリアは絵を描き始めた頃の“楽しい”という気持ちを思い出します。それは、直に絵を褒められて嬉しかったときの気持ちであり、彼女の原点でした。そして、その気持ちを思い出させてくれた直にお礼をしようと思い直のもとへ。
ルリアはお礼の後またモデルをしてほしいと直にお願いしたところ、直が引き受けてくれたため、自分の部屋に招待します。そこで、これまで自分か描いた直の絵を見せます。直は楽しそうに絵を描くルリアのことを単純に絵が好きなんだなと思いましたが、ルリアはそれだけではないと半分否定します。絵も好きだけど楽しいと感じるのは“好きなもの”を描いているからだと言い、ルリアは直に対して自分の気持ちを打ち明けるのでした。
第八話『すれ違いのトライアングル』
これまで“兄妹”として接してきたルリアから告白された直は驚き、そして戸惑います。ルリアはずっと待ってるので返事は今すぐでなくても構わないと言いますが・・・。
それから直はルリアと出会った頃のことを思いだしていました。スケッチブックを持って1人で遊んでいたルリアに声をかけ、海に連れていき、そこで友達になったこと。そのときから自分のことを「お兄様」と呼んで慕ってくれたこと。これまで妹として接してきたため、未だ戸惑う直でしたが、ルリアの真剣な気持ちに向き合おうとします。
突然の告白の翌日、ルリアは熱を出して学園を休んでしまいます。放課後、お粥を作った直はルリアの看病をしますが、身体を拭いてほしいと言われ驚きます。しかし、そのとき丁度タイミングよく美穂乃がやってきたため、看病を交代。その夜、目を覚ましたルリアは直の姿を見たいと思い、旅館の中を探しにいくことにします。
一方、ルリアの看病にやってきた直は、同じく看病に来た美穂乃と接触。2人はいつも通りの会話を繰り広げますが、それをルリアは目撃。仲睦ましい2人を見てルリアは胸が痛くなり、居ても立ってもいられなくなってその場から走り去り旅館を飛び出します。そして、走ったせいでまた熱が出て倒れてしまいますが、ルリアを探しに外に出ていた直がすぐさま駆けつけたため大事には至りませんでした。
精神的なものから熱を出しているのではと診断されたルリアはなかなか熱が下がらなかったため、告白の返事をしていない直は責任を感じほぼ付っきりで看病します。そして、看病している間、ルリアのことを考えながら見様見真似でルリアの人物画を描くことにします。その翌朝、ルリアが目をさまし、直の絵を見て大切なのは上手な絵を描くことではなくその絵にどんな思いを込めるかが大事なことなんだと気付きます。そして、直はルリアの似顔絵に想いを込めたと言い、ルリアの告白への返事をして、2人は恋人同士になるのでした。
恋人同士になってから積極的になったルリア。しかし、直はまだ美穂乃に対し何も言っていなかったため、美穂乃からのアプローチも受け続けます。そんなある日、ルリアは再び風景画を描こうとします。しかし、またプレッシャーに感じてしまうかもしれないと不安を漏らしますが、直はプレッシャーに感じていたのは1人で抱え込んでいたからだと言い、ルリアに対しずっと味方でいるからと約束し、その言葉を受けてルリアは再び風景画を描くことを決心したのでした。
第九話『恋人たちのランデブー』
ルリアの願いを叶えるために可能な限り一緒にいたい、しかし、旅館を空けるわけにはいかない・・・そんな板挟みにあっていた直は、久遠たちから買い物を頼まれます。それは仕組まれたもので、それを口実にルリアを誘えという合図でした。もっとも、久遠からは美穂乃のことは早く結論を出せという合図も出ていましたが。
買い物デートに出かけた2人。ルリアも直と一緒の出掛けられたことを嬉しく思います。最後は疲れて直が背負うことになりましたが、ルリアはますます直に対して甘えるようになり、一線を越えたせいか行動も徐々に大胆になっていきます。2人の交際は順調でしたが、直はまだある問題を解決してはいませんでした。
そんなある日、直は女将に呼び出されます。そこにはルリアと美穂乃がいました。直はその面子から即座に察し、美穂乃にちゃんと話すべきことを悟ります。しかし、女将が一通の封書を出してきて、その中身を見た直は驚きます。それは、ルリアと直の婚約を誓った誓書だったのです。
第十話『新たな区切りのメモリーズ』
女将が隠し持っていた誓書は子ども同士が書いたものとはいえ、今の直やルリアにとっては大事な物でした。他にねここ&ひばり&つぐみの3人の分まで出てきてしまったものの、3人はそれぞれ自分たちで処理したため(ねここは妾を目指すという意味でw)、あとは美穂乃とルリアを残すのみとなりました。
しかし、女将は直に任せてたら全部引き受けちまいそうだからと直の決定権を剥奪。そこへ美穂乃の父親・剛健がやってきます。剛健は自分の会社が倒産したことを伝え(父さんは倒産したという寒いダジャレでしたがw)、美穂乃を琴城家に嫁に出すという根拠(美穂乃編参照)がなくなったこと、またルリアの誓書も子ども書いたものなので根拠としては薄いため、2人で公平に勝負したらどうかと提案します。
恋人であるルリアは当然勝負を受け、美穂乃もまた何もしないまま婚約解消は不本意だからと同じく勝負を受けることに。こうして、『第二回チキチキ次期女将争奪七番勝負』がコッソリと行われることになったのでした(第二回なのは、幼い頃ねここが女将に勝負を挑んだときだったらしいw)。しかし、この勝負は、直にハッキリと答えを出させて尚且つ勝負するという形にして最初に婚約者となった美穂乃に恥をかかせないための茶番で、勝負は美穂乃が勝ったものの、直はルリアを選びました。美穂乃も最初からそれは分かっていて、直とルリアの願いを聞き入れます。こうして、直と美穂乃の婚約は破棄され、ルリアは正式に直の婚約者となったのでした。
正式に婚約者となった2人。しかし、そこに旅館にある人から電話がかかってきて・・・。
最終話『それは旅立ちのグラデーション』
電話はルリアの両親からでした。父親は直を連れて帰ってこいとのことでしたが、母親は直の旅館のことを考えて、後で良いと言っていたため、直とルリアは今後について話し合います。
ルリアはひとまず両親を安心させるために一旦帰国することにしました。お土産は、ルリアが描いた旅館の絵にすれば、スランプから復帰したことを証明することになるということで、早速描き始めます。しかし、描いた絵はどこか物足りなくて・・・何が足りないか考える2人ですが、そこにやってきた直のクラスメイトの友矢の言葉で、その絵がただの風景画で人が描かれていないことに気付きます。
それだけではダメだと思ったルリアは、女将に今度はお客のために働いてみたいとお願いします。これまでルリアは全て直のために動いていたからです。でも、それだけでは良い絵が描けないと思ったため、再び旅館のお手伝いをすることになりました。次期女将候補となったルリアのお願いともあって、女将もそれを了承します。
再びお手伝いを始めたルリア。最初は直のことをどうしても見てしまい、上手くいきませんでしたが、気分転換にHしてからは開花して、一気に絵を描きあげます。完成した絵はルリアの新境地となりうる絵となり、皆は絶賛します。そして、絵を完成させた後、直はいつか必ずルリアを迎えに行くと約束し、ルリアもその約束を信じ帰国することにしたのでした。
エピローグは半年後。ルリアと約束してから彼女に会いに行くために旅費をコツコツ貯金していた直。しかし、少々疲れが溜まっていて、美穂乃たちに心配されてしまいます。そんなある日の夜、自室で休んでいると、なんとルリア本人がお茶を持ってやってきて、直は驚きます。2人はしばらく炬燵に入ってじゃれあいましたが、いつの間にかHに発展してしまいます。Hの後、海に向かった2人。そこで直は、貯金して買った指輪をルリアの指にはめ、プロポーズをするのでした。
サイドストーリーは臨時休業で旅館で留守番していた直とルリアがHするというお話。しかも、ルリアが妊娠しやすい日を狙って休業にしたということで、2人がHに励みますw 裸エプロン→温泉でだいしゅきホールドでした。
ルリアスティス・ティアリヘイネ・御厨編 感想
やはり守ってあげたくなっちゃう病弱な妹設定は良いですね。そして、ルリアのおねだりするときの潤んだ瞳をした顔が反則すぎる件w あんな顔されてお願いを断れるお兄ちゃんはこの世にいませんよwww アレは可愛すぎますわ!ルリアの庇護欲を刺激する仕草は最高でした(*´Д`*)
ただ、残念だったのは、Hシーンになるとルリアが「直さん」と名前呼びになってしまうこと。エピローグとか後日談でそうなるのは別にいいんだけど、途中のときは「お兄様」のままでいてほしかったなぁ・・・。妹属性なのに妹感がなくなってしまったのは残念でした。やはり、そこらへんのアイデンティティはある程度は守ってほしいものです。(後輩なら「先輩」と呼ぶとか、主人公が先生でヒロインが生徒なら「先生」と呼ぶとか)
あとは、直がヘタレて美穂乃への答えをずっと先延ばしにしていた点かな。まぁ最後のプロポーズでそれまでのヘタレを帳消しにはしたけど・・・直の態度が曖昧なせいで三角関係が続いたのは微妙だったかな。
Hシーンに関しては少しおっぱいが小さ目ということでしたが、別段そんなに小さくなかったようにも思えます。おっぱいもそこそこ見せてくれますし、遠野ボイスを満喫できるし、ある一点を除けば概ね満足でした。巨乳じゃなければ評価は甘くなりますから(爆) 残念な点は、さっきも言ったとおりHシーンでは「お兄様」と呼んでくれなかったこと。これは大きなマイナスポイントです。せっかくの遠野そよぎさんなんだからHシーンで「お兄様」って呼んでほしかったなぁって思います。その点は惜しかったです。
一般シーンはやはりルリアにおねだりされちゃうシーンw あの潤んだ瞳の立ち絵は卑怯ですw あとは最後のプロポーズのシーンかな。直がようやく男らしくなったシーンでした。まぁルリアの実家まで行ってそれをやれれば完璧だったんでしょうけどねw
さてさて、お次は鷹宮久遠です~。
「恋色マリアージュ」の公式サイトはコチラから↓
ルリアの潤んだ目は誰も逆らえないリーサルウェポンだと思いますw アレには絶対に逆らえないw
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます