勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

テッド / ted

2013年01月20日 | 洋画(アメリカ系)
テディベアのぬいぐるみに霊が宿った・・・などと言うと、奇跡の感動モノと言う雰囲気がありますが、さにあらず。確かに最初は、カワイイテディベアだったかもしれませんが、それがそのまま年を取り、見た目はカワイイままだけど、中身がオッサンだったら・・・。

奇想天外な発想ですね。って言うか、命の無いモノに命が宿り活躍するというテーマの映画は『トイ・ストーリー』など数多ありますが、こう言う描き方は初めてですよね。確かに、人は歳を取るけど、命を持つ人ではないモノの方がどうなるかは、気になるところですよねぇ。でも、こう言う風に堕落してしまうとは・・・(苦笑)。

フラッシュ・ゴードンのサム・ジョーンズ、ノラ・ジョーンズなどが、本人役で出ています。って言うか、よく出たよなぁ。イメージダウンにならないのか? それと、ジョンのケータイ着信音が、ダース・ベイダーのテーマだったり、ナイトライダーだったりと、これも何故か昔一世を風靡した物が。出演している(ノラ・ジョーンズ以外の)有名人や、ケータイ着信音って、流行ったのがジョンの子供時代の頃だったりする気がするので、ジョンがまだまだ大人になりきれないという事を暗示しているんでしょうか? だた、アメリカのサブカルや80~90年代の文化を知らないと、判りにくいかもしれませんね。

そういう意味では、まぁ、ぶっちゃけ、映画の根底に何かのテーマが有るわけではないですが、物凄く曲解すれば、大人になりきれない男が大人になっていく話と言う好意的な解釈ができます。

いやぁでもねぇ。人種差別的な表現が散見されるのに、アメリカでよく公開できたよなぁ。映画だからかな? それとも、アメリカの右傾化をしめしているんでしょうか? 因みに日本でもR15指定。そりゃそうだ。

お馬鹿映画です。下品ですが憎めません。笑えます。

タイトル テッド / 原題 ted
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2012年/アメリカ
監督・脚本・制作・脚本・テッドの声 セス・マクファーレン
出演 マーク・ウォールバーグ(ジョン・ベネット)、ミラ・クニス(ロリー・コリンズ)、ジョエル・マクヘイル(レックス)、ジョヴァンニ・リビシ(ドニー)

[2013/01/20]鑑賞・投稿


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