勝手に映画評

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カウントダウンZERO / Countdown to Zero

2011年09月05日 | 洋画(アメリカ系)
核の脅威に関するドキュメンタリー。

当時の関係者の数多いインタビューを中心に構成されているが、ロバート・マクナマラ元米国防長官を始め、ジェームス・ベイカー元米国務長官、ジミー・カーター元米大統領、トニー・ブレア元英首相、ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連書記長など、各国のトップのインタービューも多数あるのは興味深い。

そして、その“当時の関係者”には、J.F.ケネディまでもが含まれる。JFKは、1961年の国連総会での演説で「我々は一本の糸で吊り下げられたダモレスクの剣(核兵器)の下で生きている。その糸は「事故」「誤算」「狂気」で切断される」我々が滅ぼされる前に核兵器は絶滅させねばならない」と語っている。その1961年の演説から今年で50年。JFKの語った理念は未だ実現されていない。

なお、映画のポスターには、オバマ米大統領の写真が多用されているが、オバマ大統領自身はニュース映像として出てくるのみで、その他には登場しない。

タイトルのカウントダウンZEROと言うのは、“核兵器がZEROになるまで”と言う意味と、“(JFKの言う)核に人類が滅ぼされるまでのカウントがZEROに向かって進んでいる”と言う2つの意味なんでしょうかね?

タイトル カウントダウンZERO / 原題 Countdown to Zero
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2010年/アメリカ
監督 ルーシー・ウォーカー

[2011/09/05]鑑賞・投稿


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