勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
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海賊とよばれた男

2016年12月11日 | 邦画
永遠の0』の岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで、はやり『永遠の0』と同じ原作者の百田尚樹の同名の小説の映画化。出光興産創業者の出光佐三がモデル。

いやぁ、途中、二度ほど泣かされそうになりました。原作も中々ですが、やっぱり岡田くんの演技がすごい。まだ30代半ばですが、すっかり60代の国岡鐵造になりきっていましたからね。小林薫とか國村隼、堤真一なんて、年上の先輩俳優ですが、全然負けていませんでした。

それと、出番が少なかったですが、紅一点の綾瀬はるかが凄い!あまりセリフも無かったんですが、男ばかりの画面にパッと花が咲いたような存在感、良かったです。そしてねぇ、愛するが故のね。物語の本当に最後の最後、黒木華が出てきた所、泣きそうになりました。

実はね、むかし出光のガソリンは、あんまり好きじゃなかったんですよねぇ。なんか、ガソリンが薄い気がして。そんな事は無いはずなんですがね。でも、この原作を読んで以降、『日本のことを想って、ここまでした会社は残さなければならない。もっと大事にしないと』と逆にシンパに(苦笑)。

そう言う意味では、本物の出光興産がメジャーの一社シェルとの経営統合に関して、創業家と揉めているときに公開って、ねぇ。会社側に取ってみると、このタイミングでの公開は、いやぁな気分になるんじゃないですかね。だって、この映画を見ると、やっぱり『メジャーに魂は渡さん!』と言う気になってしまいます。

タイトル 海賊とよばれた男

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2016年/日本
監督 山崎貴
原作 百田尚樹『海賊とよばれた男』
出演 岡田准一(国岡鐡造)、小林薫(甲賀治作)、野間口徹(柏井耕一)、吉岡秀隆(東雲忠司)、染谷将太(長谷部喜雄)、ピエール瀧(藤本壮平)、鈴木亮平(武知甲太郎)、國村隼(鳥川卓巳/石油配給統制会社社長)、綾瀬はるか(ユキ/鐵造の妻)、光石研(国岡万亀男/鐵造の兄)、堤真一(盛田辰郎/日承丸船長)、近藤正臣(木田章太郎/鐵造の恩人、初期の国岡商店への援助者)、黒木華(小川初美)


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2 コメント

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Unknown (もののはじめのiina)
2016-12-21 09:34:36
>最後の最後、黒木華が出てきた所、泣きそうになりました。
男の物語りなので、紅一点配置した効果はあったと思います。

katte_cinemaさんも、大方のブロガー同様にコメント王党派苦手のようです。

Unknown (atts1964)
2016-12-21 12:15:29
岡田准一の踏ん張りは凄かったですね。ただもっと時間をかけて、こういう作品こそ前後編に最低でもして、個々の登場人物にもっとスポットを当てられたらよかったと思いましたが。
こちらからもTBお願いします。

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