勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

2012年09月14日 | 邦画
ネタバレ有り。

TVシリーズ開始から15年。ついに完結です。

ハッキリ言って前作『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は、岡村隆史が出たり、小泉今日子が出たり、まさにオールスターキャストだった割には、実際には同窓会の域を出ずにイマイチだったわけですが、本作では、その反省もあったのか、ほぼオールスターキャストではあるものの、ちゃんと物語を作りこんでおり、見られる内容になっています。

それにしても、なるほどねぇ。小泉孝太郎は、登場当初は確か技官だったような気もするし、正直端役だったはずなんですが、今作品では意外に重要なポジションを得ています。加えて、真下の良き後輩だったと思っていたんですがねぇ・・・。

小栗旬の鳥飼誠一が・・・。小栗旬自身も、インタビューで言っていますが、鳥飼は踊る大捜査線のダークサイドなんだそうです。なるほど!『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』で初登場の時も、良い人を演じようとしている割に、ダークな雰囲気も感じていたので、今作品での鳥飼の立ち位置は納得がいきました。まさか、そこまで考えて前回登場した?

ぶっちゃけ、“警察行政人事院”なる荒唐無稽な設定もあり、突っ込みどころは多々あるんですが、前作があまりにもあまりにもだったので、FINALバイアスがあったととは否定しませんが、今作は見れました。

一言言っておきたいのが、フジテレビのTVCMは酷い!あのシーンを、ああ言う様に編集してTVCMに使うのか。酷すぎる。

「これで最後かぁ。」と感慨深い所もあります。しかし、出演者全員が、設定上昇格し、しかも、過去の登場人物の甥を出すようになってしまっては、これ以上物語を続けるのは難しいなと言うのが正直な所。そういう意味で、今回でFINALと言うのは本音でしょうね。

タイトル 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
日本公開年 2012年
製作年/製作国 2012年/日本
監督 本広克行
出演 織田裕二(青島俊作)、深津絵里(恩田すみれ)、ユースケ・サンタマリア(真下正義)、柳葉敏郎(室井慎次)、小栗旬(鳥飼誠一)、小泉孝太郎(小池茂)、香取慎吾(久瀬智則)、大杉漣(横山邦一)、津嘉山正種(池神静夫)、大和田伸也(安住武史)、内田有紀(篠原夏美)、伊藤淳史(和久伸次郎)、甲本雅裕(緒方薫)、川野直輝(栗山孝治)、滝藤賢一(王明才)、遠山俊也(森下孝治)、佐戸井けん太(魚住二郎)、小林すすむ(中西修)、北村総一朗(神田総一朗)、斉藤暁(秋山春海)、小野武彦(袴田健吾)、ムロツヨシ(倉橋大輔)、小松彩夏(女性警察官)、水野美紀(真下雪乃)、筧利夫(新城賢太郎)、真矢みき(沖田仁美)

[2012/09/14]鑑賞・投稿


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。