“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」(河田雅圭著/光文社)

2024-04-26 09:35:50 |    生物・医学



<新刊情報>



書名:ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?~進化の仕組みを基礎から学ぶ~

著者:河田雅圭

発行:光文社

 ダーウィンの『種の起源』が刊行されてから150年以上が経った今、進化論のエッセンスは日常にも浸透している。「常に進化し続ける」「変化できるものだけが生き残る」。こんな言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれない。しかし、実際の生物の進化はそんなにシンプルなのであろうか。すべての進化は生存に役立つもの? 否、偶然による生存に役立たない進化もある。生存競争に敗れれば絶滅しかない? 否、そもそも生存競争から逃れ、別の地で生き続けることもある。生物の進化は私たちの想像以上に多種多様なもの。同書では、そんな複雑だけども面白い進化の仕組みを、最新研究も交えて丁寧に解説していく。はたして、ダーウィンの時代から人類はどこまで進化の実態を明らかにしてきたのか!?【目次】第1章 進化とは何か 第2章 変異・多様性とは何か 第3章 自然選択とは何か 第4章 種・大進化とは何か


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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「デジタル広告法務」(池田・染谷法律事務所編著/商事法務)

2024-04-26 09:35:19 |    情報工学



<新刊情報>



書名:デジタル広告法務~実務でおさえるべきFAQ~

編著:池田・染谷法律事務所 

発行:商事法務

 広告実務に携わるすべての方に、広告実務でよく顔を出す法律を、広告の企画、作成、配信・運用、終了、トラブルの各局面に分けた上で、Q&A形式によって法律と問題解決の糸口を解説する。同書をガイドブックのように使用すれば、関係法令を所管する省庁のサイトや専門書などを確認することも容易にできる。【目次】第1章 広告の企画 第2章 広告の作成 第3章 広告の配信・運用 第4章 広告の終了 第5章 広告とトラブル
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●科学技術ニュース●NEDO、次世代航空機の開発プロジェクトで新たなテーマに着手

2024-04-26 09:35:02 |    輸送機器工学
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グリーンイノベーション基金事業「次世代航空機の開発」プロジェクトで、液体水素燃料を用いた燃料電池電動推進システムや航空機電動化コア技術の開発など、新たに4件の研究テーマを採択した。

 これにより、カーボンニュートラル社会に不可欠な次世代航空機の機体装備品について、要素技術レベルでイノベーションを促進するとともに、将来技術における欧米企業と日本企業による共同研究開発の促進や国際標準化活動とも組み合わせながら、日本の航空機産業の国際競争力の飛躍的強化を目指す。

 NEDOは同プロジェクトを通じて、2050年カーボンニュートラルへの道筋を示し、航空機分野における温室効果ガス(GHG)の排出量削減に貢献する。

 航空需要は、新型コロナウイルス感染症の拡大により世界的に大打撃を受けたが、2024年には2019年と同水準まで回復し、その後も新興国などの経済成長を背景に年3%程度の持続的な成長が見込まれている。加えて、航空機産業は広い裾野産業を有することから、適用技術が他の分野に波及する効果も期待される。

 機体・エンジンの国際共同開発において、現状、日本の航空機産業の参画比率は約2~3割。今後、世界的にカーボンニュートラルを目指す動きを市場機会とし、水素や電動化、素材といった日本の要素技術の強みを最大限活用することで、国際共同開発への参画比率向上を目指すとともに、航空分野の脱炭素化に貢献していくことが求められる。

 このような背景の下、NEDOは経済産業省が策定した研究開発・社会実装計画に基づき、このたび同プロジェクトとして既存のテーマに加えて、新たに研究テーマ4件を採択した。

 液体水素燃料を用いた燃料電池電動推進システムやそのコア技術の開発のほか、今後の航空機電動化の中核を支える電力制御、熱・エアマネジメントシステム、さらに電動化率向上技術の開発に取り組む。

 NEDOは同プロジェクトを通じて、航空機システムの要素技術レベルでのイノベーションを促進し、化石燃料に代わるエネルギーにより推進する次世代航空機の技術開発を実施する。これにより、国際協力開発や、将来技術における欧米企業と日本企業間の共同研究開発を促進するとともに、国際標準化活動を進め、日本の航空機産業の国際競争力の飛躍的強化に貢献する。<新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)>

【採択テーマ】

【1】事業名:グリーンイノベーション基金事業/次世代航空機の開発プロジェクト

【2】予算:306億円(NEDO支援規模)

【3】期間:2024年度~2030年度(予定)

【4】採択テーマ:

【研究開発項目3】液体水素燃料を用いた燃料電池電動推進システムとコア技術開発

  〔1〕水素燃料電池電動推進システム技術開発
  〔2〕水素燃料電池コア技術開発

【研究開発項目4】電力制御、熱・エアマネジメントシステム及び電動化率向上技術開発

  〔1〕電力制御及び熱・エアマネジメントシステム技術開発
  〔2〕電動化率向上技術開発
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●科学技術ニュース●大学などと連携して社会課題の解決に取り組む「ソフトバンク社会貢献プログラム 産学連携プロジェクト」発足  

2024-04-26 09:34:27 |    科学技術全般
 ソフトバンクは、全国の大学などと連携して社会課題の解決に取り組むコンソーシアム「ソフトバンク社会貢献プログラム 産学連携プロジェクト」を2024年3月28日に発足させ、同時にプロジェクトへの参加校の募集を開始しする。

 同プロジェクトは、全国の大学などと連携して、地域の社会課題の解決に向けた研究や人材の育成に取り組むとともに、そこで得た知見やノウハウを他の大学などに展開して、日本が抱えるさまざまな社会課題の解決を目指すもの。現在までに16校の参画が決まっている。

 大学などの高等教育機関は、地域社会を支える基盤として、地域のニーズを踏まえた質の高い人材を育成し、地域の社会課題の解決に取り組むことが求められています。一方で、社会課題が複雑化する中で、一つの高等教育機関だけで取り組むことが困難になっている。

 同プロジェクトでは、ソフトバンクと大学などが連携して、地域の社会課題の解決に取り組んでいる事例の成果や課題を共有する定期的な情報共有会や、参画する全ての学校が集まって活動成果などを発表する会を1年に1回開催するなど、学校間の連携を促進し、社会課題の解決への取り組みを全国で推進する。

 また、大学などからのニーズに応じて企業とのマッチングを行い、社会課題の解決に寄与するイノベーションの創出を支援する。

 ソフトバンクは、同プロジェクトを通して全国の大学などと連携しながら、日本の社会課題の解決と人材育成に貢献していく。<ソフトバンク>

【参画校(3月28日時点、順不同、参画予定校を含む)】

石巻専修大学、大阪公立大学、大阪成蹊大学、大阪体育大学、香川大学、関西外国語大学、九州大学、国際アート&デザイン大学校、静岡英和学院大学、仙台大学、東京大学 先端科学技術研究センター、常磐大学、富山大学、武庫川女子大学、立教大学 スポーツウエルネス学部、琉球大学、名桜大学(予定)

募集開始日:2024年3月28日
対象団体:大学、短期大学、専門職大学、大学院大学、専門学校、高等専門学校
応募方法:応募フォームから申し込み
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