イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

北海道のショー、始まりました。

2022年06月20日 | Weblog

北海道のショーが始まりました。北海道では夏場の短い間しかショーは開催されません。その最初のショーが先週末帯広にて行われました。

帯広は我が家からはネットで調べると3時間半ほどとなっていますが、ワン連れで早朝からの準備を考えると、お泊りをしなくては厳しいです。それで、17日から2泊3日で・・びっしりと詰まったスケジュールで行ってきました。

メンバーはミケランジェロとラーミア。

高速パーキングエリアにあるドッグランで休憩です。

ラーミアは人見知りもするけど、場所見知りもします。お母さんがせっかくここに連れてきたんだから、遊ぼうよ。とミケが言っているような・・?

しかし場所見知り。トイレ休憩でもあるのに、そんな余裕はないの。ドッグランでも走り回って喜ぶこともなく・・じっとしています。

ラミーちゃん、怖くないよと優しいミケ君です。ミケはトイレ休憩もできてバッチリ&スッキリですが、ラミーはまだできません。

今日はショーのネタです。思い起こせばミケがショーを始めたのは約3年まえでした。この写真は、まだ若く1歳になったばかり。ジュニアクラスでした。

カッコいいイケメン君です。写真はお友達のSさまが撮ってくださいました。ありがとうございました。

出番直前の二人での集中タイムです。これは大事な時間です。そばにいらっしゃる方は、話しかけたり写真を撮ったりしないでね。

触診が苦手で⇒こんな感じでした。触られると腰が引けて立つこともできずにヘナヘナでした。イヤなんだもん。私が立て直しても、イヤなことはイヤ 精神的な問題。知らない人がそばに近寄るだけでヘナヘナ。

まあこんなことには慣れている私です。歴代の子も触診を平気な子はいなかったです。触診は怖くないよ。イヤなことはしないよと~慣れてくれれば段々と諦めてくれると思っていた私が甘かった。

少しは慣れて何とか立つことはできました。しかしこの後も一長一短。じっとガマンして触診をさせることはありませんでした。触診はジャッジと会っての第一印象。大切です。

でも歩くのは好き!触診で嫌がった後も、それを強く引きずることもなく歩きました。

そして~嬉しい成績もいただきました。初めてのカードをいただいた時の写真です。嬉しかったです。昨日のことのように覚えています。

しかし~この後が大変でした。山あり谷ありを経験しました。

まずはコロナですね。沢山のショーが中止になり参加できなくなりました。

余談ですが、写真を探していたらこの日の懐かしい写真が出てきたので紹介させていただきます、仲良くさせていただいているミト&キミちゃんのご家族との写真です。

ミト&キミちゃんは関西に住んでいらっしゃいますが‥奥様のご実家が北海道ということで、この日のショーに参加してくださり、ご一緒させていただきました。

オナハンで頑張っていらっしゃいます。現在はミトちゃんが出産された子供さん・テラちゃんとテオちゃんと共にショーを楽しんでいらっしゃいます。

なつかしい写真は、左からオペラ・ミケ・ミトちゃん・キミちゃんです。オペラもこの時までショーに出ていました。

さらになつかしい写真です。 ↓

当時生まれていた3兄妹です。ミカエル君・おまつちゃん・ハミル君です。

おまちゅ~なんて可愛いの おまつちゃんはその後 JKC・CH完成をしました。そして現在インターナショナルCHに挑戦中です。応援してくださいね。

話を戻します。コロナで大半のショーが中止になりました。北海道のショーも1年間中止でした。それは仕方のないことで当たり前のことです。

しかし、練習で訓練マナーを入れても本番に出ないことには、その練習を生かすことはできません。それで気合を入れて、開催しているショーに行きました。北海道から本州まで何度も行きました。飛行機に乗りレンタカーを借りてワンと泊まれるホテルを探して。

このような行動は、ミケがいなかったらしていません。若くはない私です。都会の高速道路の運転は、怖くてしたことがなかった私です。その私を奮い立たせてくれたミケに感謝です。

ミケランジェロは元々はショーを好きな子ではありませんでした。シャイでおとなしい子。紳士で優しい子です。ショーに向いているタイプではありませんでした。

でも私と練習していくうちに~練習するよの声で、寝ていてもガバッ!と起き上がって私と目を合わせて騒ぐようになりました。そんな時、目も生き生きしていました。好きでなかったことを段々と好きになっていく姿~そのような成長のようすを見るのが楽しいです。

私がショーに出ているのは、CHを目標とはしていますが、それだけではありません。

私の子供の頃の夢は、犬の訓練士になることでした。手が付けられないような暴れ犬や~心に傷を負っている犬に愛情を注いで、人間は怖くないよ!優しい仲間だよ!と教えたかった。そしてルールを守って人間と共にルールを守って暮らしやすいワンちゃんを育てたかったです。

それを公の場で仕事に就くことはできなかったけれど、自分の家庭の中では実現しています。

ミケは、本州まで遠征に行ったショーで良い成績をいただくことは一度もありませんでした。1分間の自分たちの本番のために、どれだけの時間とお金と精神力をかけて臨んでいたか。これは経験した人にしかわからないでしょう。ミケがキレイに歩き~お相手が歩かないでコケた時がありました。内心⇒やった!もらったと思ったことも(笑) それでも落とされました。

帰りの飛行機の中で、足はつって痛く(たくさん歩いたので)心も身体も疲れ果てて、もう遠征はしたくないと毎回思いました。

オナハンには厳しい世界ですが、時間が経つとまたヤル気が出てきます。残念な結果が多いけど、いつかは良いこともあるだろうと。素人がプロの方々と同じ土俵に並んで戦えるのですから、反対にありがたいことだと思います。

今年の北海道でのショーが始まり、今シーズンにはCH完成したいと思って臨んだ最初のショーで、ミケランジェロは

念願のメジャーカードを獲得することができました。ミケは練習通りにキレイに歩きました。ジャッジは、対戦相手のワンも良い子なので、何度もアップ&ダウンやラウンドを要求してきました。ミケは最後まで安定した歩きで落ち着いていました。BOBを獲得しました。

ミケ君、CH完成おめでとう

ここに至るまで大変な道のりでした。ミケはよく頑張ってくれました。

私は何頭ものイタグレを引いてきましたが、歴代のワンの中でも2番目に印象に残るワンとなりました。1番目は最初に自分の手でCHを完成できたレイラです。親バカですが=ミケみたいに、こんなにお顔がキレイで身体もキレイなワンはいないです。

生まれながらのショードッグなんていないです。自分の子は生まれながらのショードッグと述べている方がいますが⇒バカみたいと思います。(プロに頼んでいるからです)生まれながら良いなら~プロに頼まずにご自分で引かれたらいかが。

人間が時間をかけ、大切にショーへと育てていって出来上がってくるのです。私が尊敬している大先生もおっしゃいます。ショードッグになるように大切にして時間をかけて育てていきなさいねと。

運がよくてとんとん拍子にカードをいただき、ワンシーズン・短時間でCHを完成した子もイノセントにはいます。でもその子はラッキーだっただけ。私はショードッグとは思っていません。

帯広のショーでいただいた宝物。ミケランジェロ~私は自信をもって言いたいです。長い時間はかかったけれど、あなたは素晴らしいショードッグに育ったよと。

今までミケを応援してくださった方、ありがとうございます。ミケはお父さんでもあります。ミケの子供たち~パパは頑張ったよ。誇りに思ってください。

まだ引退するわけではありません。これからも見かけたら応援してくださいね。

にほんブログ村 犬ブログ イタリアングレーハウンドへ
にほんブログ村

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする