イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

愛おしい~じじ&ばばちゃん、こんな若い時もあったよ。

2020年12月12日 | Weblog

仔犬はもちろん可愛いです。でもそれ以上に癒してくれる存在。私が頑張ろう と勇気をもらっている存在。それは老犬になっていく、じじ&ばばワンコ達です。

いつも言っていますが、じじ&ばばワンコは,子犬とは別の可愛さ~ 愛おしさがあり、私は毎日じじ&ばばワンに癒されています。

3日前に撮ったばかりの写真です。みんな元気です。

13歳トリオです。若いワンをハウスに入れた後、13歳組をフリーにしています。自分でソファに登り、ほぼ一日中この場所で寝ています。激しい動きの若者たちのあとにこの子達を見ていると、スローモーションで穏やかです。

エニオが登れなくて四苦八苦していたので・・体重計を置いたら、ここに足を乗せながら後ろ足で踏ん張り、自力で登れるようになりました。この体重計は、私が毎朝乗って自分の体重を計っています。古い年代物です。体脂肪などは壊れていて出ないけど、体重は出るので古いまま使っています。

毎朝チェックして、自分の体重をコントロールしています。ここに置くことによりエニオの役にも立っているし、何十年もよく働いてくれているね。

今はゆったりと過ごしているこの子達も、若い時はショーに出て頑張ってくれました。 ↓

10年くらい前の懐かしい写真です。エニオとレイラ、2匹を連れてビックサイトまで遠征していました。私も若かったね。飛行機に乗せて一人で2匹を連れて行くなんて 2つの犬用キャリーに自分の大きなスーツケースをもって長距離の移動。空港の空き地で歩く練習をし、トイレ休憩をさせていました。現在はそんな気力は滅多にわいてこない。

息子がいつも羽田まで迎えに来てくれて、荷物係&ビデオ係りを手伝ってくれていました。15年間・・文句も言わず・・本番待ちの長い時間を、お台場界隈で時間をつぶしながら付き合ってくれています。陰の協力者でした。

最近、来年の本部展は大阪で開催されるから~行ってくれるかな?とやんわりと話したら、いやぁ~東京以外の場所には行けないよ~勘弁してよ と返ってきました。そうでしょうね。

ボク、こんなにカッコよかったんだよ。

有名プロハンさんに預けて、CH完成したの。

でもお母さんは今のボクのほうが可愛い と言って毎日抱っこして、赤ちゃん言葉で話しかけるんだ。エン坊~エン坊と呼びながらね。ボクのこと、赤ちゃんあつかいさ。(だって、かなりご老体ですもの)

そしてお母さんがイタグレ人生の中で一番嬉しかったこと。それは、自分の手でオナハン珍道中しながら、レイラのCHを完成できたことだってさ。

私・マツムラは自分の子育てが一段落してからショーをするようになりました。年齢的には遅いスタートでした。フツーのおばさんが、当時・・無名犬舎であったイノセントのイタグレを引いて、自分の力でカードを獲ることは大変でした。

大変なことがたくさんありました。精神的なことばかりです。しかし、一度も辞めたいと思ったことはありませんでした。反対に、当時は珍しかったヨーロッパのイタリアングレーハウンドが北海道にいるよ!とアピールしたい気持ちが強かったです。

現在ではヨーロッパタイプの(に近い)IGもたくさん出ています。10年ひと昔という言葉があるように、ショーに出ているIGも様変わりしました。

IG専門のブリさんたち~どうしたの アメリカの美しい、白が入ったサラブレッドのようなカラーをどうしてなくすの。あの頃、あれだけヨーロッパ・ソリッドを批判されてたでしよう。IGはアメリカだ!と豪語してましたね。アメリカさんたち➡プライドを持てよ アメリカの良いIGを出してくださいよ。

話を戻して。レイラと共に頑張っていた、あの頃の情熱。ハンドリングもショードッグのことも無知で下手だった私に、レイラは付き合ってくれました。そして長い時間をかけながら、沢山の事を学びました。

レイラがCHへの最後のカードを獲った瞬間、私は心臓がドキドキ。身体は震え、足は宙を舞っているかのような感動でした。フツーのおばさんでも、目標に向かって努力すれば、叶うことがあると。犬たちが私を前にすすめてくれました。

 

レイラ、ありがとうね。この時の感動を超える感動は、この先は二度とないです。たとえこの先、大きなショーで良い成績を獲ったとしても、この時の嬉しさを超える嬉しさはないです。断言できます。

初心、忘れるべからず。決して忘れない 他の2匹が寝ても、カメラを向けると私のほうを見るレイラ。私の愛おしい愛犬なんだけど・・私を見守ってくれているお母さんのような存在です。ありがとう、レイラ。

にほんブログ村 犬ブログ イタリアングレーハウンドへ
にほんブログ村

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする