イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

井の中の蛙~? いえ、かごの中の鳥のような。。。

2017年10月27日 | Weblog

前回のブログで、Cさんのことを 井の中の蛙のような人と表現しましたが・・かごの中の鳥 とたとえたほうが合っているかもしれません。Cさんは心の病にかかっており、家の中以外の人とは触れることを拒んでいました。Cさんはお父さんに育てられましたが、自宅の目と鼻の先にお父さんの実家があり、そこにはお父さんの実の妹さんお二人が住んでいました。妹さんたちは生涯独身でした。聞くところによると~お母さん(Cさんのおばあちゃんです)の老後のお世話と介護をするためにお嫁に行かなかったと話されていました。


この二人の妹さん姉妹は、いつもCさんの家に来ていてCさんのことを、〇〇ちゃん~と呼んで可愛がっていました。のちに思ったのですが、この姉妹は独身とはいっても60代の初老です。子供のいない二人は、Cさんのことを自分の子のように思い手放したくなかったのでしょう。それで離婚されるときも、Cさんを置いていきなさい!と言って渡さなかったのだと思います。だって・・ネコ可愛がりしていましたもの


イタグレを通じて知り合ったCさんです。このあと5年ほどお付き合いは続きました。これは長いらしいですよ。というのもCさんは他のブリーダーさんとは、誰とでも喧嘩をするので仕事仲間がいませんでした。しかも~免許がないので車の運転はできません。パソコンも苦手でできません。ブリさんとも喧嘩をするので、子犬をショップに卸すこともしていません。彼女の唯一の販売方法は、当時はよくやっていた⇒ワン雑誌や新聞の広告欄に 子犬を売ります と掲載する方法でした。 しかしこれだと大半は~値段を聞いて~終わり~だそうです。そうですよね。子犬の写真も載せていないのですから、わずか3行ほどの広告では買いませんよね。


Cさんの生活費は、お父さんの年金でしたが・・人間二人の生活費は補えても、50~60頭のワンたちのご飯代までは出ません。それで私はCさんに頼まれて、私が作成したホームページに 他の犬種 というコーナーを作り、Cさんのところで生まれた子犬の写真やプロフィールを載せて、子犬の販売に協力しました。マルチーズやダックスフンドが主で、たまにイタリアングレーハウンドも生まれていました。Cさんの所有のイタグレの女の子は何頭も居ましたが、どの子も小さくて不健康そうでした。交配しても受胎しないことが多くて、たまに生まれても1~2頭と少なかったです。


並行して私は、うちの女の子にヒートが来た時、Cさん所有の男の子と交配をしました。ジュリアの子・ミユリとビビアンを残し シルビィの子・バービィを残して、我が家のイタグレも5頭になりました。そこまで4年ほどお付き合いしてきましたが、私は段々とイヤになってきました。ジュリアとシルビィのお相手は、K君というヨーロッパ系の男の子でした。そして次に娘たちのお相手は、R君というアメリカ系の男の子でした。どちらの男の子も本州の名の通った犬舎から迎えており、ペットちゃんよりもランクは上ですが・・・。


Cさんは生活にとても困っていました。Cさんもお父さんも、いつも・・お金がないと言っていました。車の車検が払えずに・・月賦にしたとか・・水道代を払ってないので止められたとか。そのような生活でしたから私が払った交配料も、私のH・Pのお陰で売れた子犬の代金もすごく助かっていたそうです。


でもわたしはそろそろ、この親子ともさよなら したい・・と考えるようになりました。Cさんに払った交配料は、かなりの金額でした。失礼ですが、ここに払うくらいなら、もっと素晴らしい子を飼うことができると イタリアングレーハウンドの、自分の好きなスタイルを追求してヨーロッパから輸入する勉強&準備を始めていました。そして迎えた男の子・初代の ロナルド君でした。↓



スナップ写真です。お庭で・・すっかり馴染んだロナ君です。左がシルビィ 右がジュリアです。このころはシルちゃんもジュリアも 5~6歳になっていました。ロナルドは交配が上手でした。


後から考えると、Cさんの所有のK君もR君も、交配は下手でした。K君は、いつもマトを得なくて騒ぐばかりで・・外〇マが(ブリーダー用語です)何回もありました。そのようなときはお互いに自分の犬をしっかり押さえて、動かないように固定していました。夏などは汗だくになって組体操みたいでしたよ R君は人見知りが激しくて、他の人が見ると交配をやめてしまうので、私は隣の部屋で待っていました。うまくできずに失敗することもあり、日を変えて出直すこともありました。隣の部屋から時には~犬を激しく叱っているCさんのヒステリックな声が聞こえ・・・私は・・うちの子の意志ではないのに・・可哀想にと辛くなりました。戻ってきたとき、うちの子はおびえていました。


それらの経験。イタグレだけでなくヨーキーもむずかしいです。交配が難しかった様子を何年も見てきましたし、体験しているので・・ロナ君のあまりに上手なムダのない交配ぶりには驚いたし、感動しました 女の子にヒートが来ても数日間は通常通りで騒ぎません。そして、肝心な時期だけ・・その気になり・・見事にマトを得ます。女の子をしっかりとつかみ、決して失敗しません。私一人だけでも、完璧に仕事をこなします。わたしは~犬の神様がすごいプレゼントを与えてくれた と心から感謝しました。


そしてロナ君の子犬が産まれるれるようになってから、こんな子になりました ↓



可愛い子が^さらにキレイをそなえるようになってきました。


今日も、全部を書き終えることができませんでした。


続きます。


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コメント (3)
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