イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

続・・わけの分からないブリーダー

2017年10月21日 | Weblog

その時のヘンなブリーダーさんは、私のことをえらく気にいったらしくその後も何度も電話をかけてきました。おそらく、彼女からするとわたしは、お金に困っているようには見えないので、私と組んで私を仲間にして、一緒に繁殖をしたい(儲けたい)と考えていたのでしょう。当時出会ったブリーダーさんは、どの方も生活苦で、その日暮らしの人達ばかりでした。ですから、ちょっとでも余裕がありそうな一般人をうまく説得して、自分の仕事に加担させるのが手口でした。ウソじゃないです。本当ですよ しかし私は、その人の人格にあきれてしまい~関わりたくない人でした。

でも交配の約束事としては通常は、一回目の交配で受胎できなかった場合は、次回の交配までは無料でもう一度チャンスとしてやることになっています。交配証明書をくれなかったのは、交配自体が成立していなかったのです。ですからその半年後にルビーに発情が来た時にAさんに連絡しました。Aさんは~ 前回は悪いことをしたね と言って、あの男の子は8歳で若くないから、今度はプロの種オスを紹介するわね。交配料は自分が出すから・・と言いました。

そして私が運転をして連れていかれた先は⇒ 超 有名なブリーダーさん宅でした。仮にBさんとします。Bさんは当時60代の男性で、JKCのクラブをいくつも持っていました。すべての犬種を扱っており、ショーにも積極的に参加している人でした。北海道の犬界では知られていました。そのような有名人でしたが、その自宅に入ってビックリ 玄関に入ると、けもの臭で息ができないくらいでした。匂いだけではないです。空気も目にツーンと刺さりました。室内には小型犬のゲージがびっしりでしたし~屋外には中型犬や大型犬のゲージがつまれていました。ゲージ内は犬のオシッコ&ウンチにまみれていてドロドロ・・お掃除をしている様子もありませんでした。その現場は、その数年後にテレビなどでニュースになってきた 虐待光景そのものでした。

しかも~種オスが前回とは違うので交配料を追加でいただきます・・と言われており、私は確実に妊娠してほしかったことと、このような現場を実際に見ることも今後の勉強だと前向きに考えていたので、前回の交配料の半額のお金を渡しました。そしたら・・・恥ずかしげもなく、AさんとBさんは、目の前でそのお金を分け合っていました。仲介料を、かかわったブリさん同士で分けることは常識なので知っていましたが・・せめて隠れてやってほしかったと・・情けなく思いました。彼らは隠れることもなく嬉しそうにしていました。AさんはBさんに⇒ お祝いよと言ってワインを渡していました。お金が入ることが嬉しかったのね 彼らは久しぶりに会って嬉しそうでした。その同窓会のような両者のようすに、気持ちが悪くなりました。

そして、こんな臭くてけたたましい鳴き声の中に泊められたら、ルビーはかわいそうと思い日帰りで連れて帰りたいと申し出て交配後に⇒速攻連れて帰りました。

私の身体は家に戻ってからも、けもの臭が消えずに・・着ていた服はすぐに着替えました。ルビーを入れていたバリケンにも匂いがしみついていて、お風呂場で洗い庭に干しても、それでも完全には消えませんでした。少しの滞在で、目もしょぼしょぼと涙が出てきました。あの家では息をするのも苦しかったです。すごい現場でした。しかも、交配の間に何人かの業者が入れ替わり来ていましたが、だれも驚いた様子は見せていませんでした。彼らにとっては普通のことだったのでしようね。多分、他のブリーダー宅も同じだったのでしょう。良くない言葉ですが、動物を食い物にしている という表現が当てはまるようなキョーレツな現場でした。

その後ルビーは妊娠して可愛い赤ちゃんを産んでくれました。Bさんはプロです。交配証明書もその場でくださったので、その後の血統書作りもスムーズでした。オス犬側からの交配証明書がないと血統書は作成できません。下の写真は文章とは関係ありません。

お産を引退してくつろぐ、晩年のルビーと初代のロナルドです。晩年のルビーはゆったりと過ごし、幸せでしたよ。

AさんやBさんにとどまらず、このころに出会ったブリさん達は、普通ではない人たちばかりでした。ブログには書ききれないくらいの、沢山のブリさんやペットショップの社長さんたちと接してきました。みなさん表向きはきれいなショップを経営されていました。Bさんも大きなペットショップを経営しています。お店はきれいでトリマーさんも沢山いらして、ショーでも常連さんです。たくさんの犬~日本犬から洋犬まで・・CH犬を輩出されています。表向きは有名人です。80歳を過ぎた現在でもショーを主催されたときは、主催側の役員として来賓席に座っていらっしゃいます。華やかな表側と・・それの土台でもある裏側・・現実的な繁殖現場が存在します。あそこの繁殖現場が、今はもっと良い環境になっていると信じたいです。

この写真も文章とは関係ありません。ルビーが産んだ子・ラブちゃんです。抱いているのは、初代のシュナウザー・ディジーです。懐かしすぎます。私の大好きな写真ですAさんやBさんと接していたころの我が家です。昔も今も、ワンたちは私のかけがえのない家族です。

Aさんからは、その後何度か電話がありました。私と組んで一緒に仕事をやりたい気持ちがヒシヒシと伝わりましたが・・私はもうゴメン((+_+)) お断りでしたでした。彼女の口癖は ~ねぇ ヨーキー生まれてない~? 私に売らせて~!でした。彼女はよそで生まれた子を高い値段で売って、差額を稼いで生活していました。 関わりたくなかった。ヘンな人でしたもの。足が地についていない浮草のような人でした。その数年後、別のヨーキーのブリさんから Aさんがヘンな悪事をやらかした と聞きました。

それも耳を疑うようなヒドイ悪事でした。

Aさんはその後、ペットサロンのお店を手放しました。おそらく家賃を払えなくなり滞納していたと思われます。そしてスタッフもいなくなり、自分一人で自宅で細々とトリミングを続けるようになりました。自分一人だけですから、他の人には何も見えません。そこで・・絶対にやってはいけない⇒タブーをやらかしたようですヨーキー専門のトリマーさんですから、お客さんはヨーキーがほとんどです。Aさんの所有のヨーキーの女の子に発情・ヒートが来た時に、たまたまトリミングに来ていた男の子をお相手に、オーナー様には内緒で、勝手に交配させたのでした。絶対にしてはいけないことです。というか・・そんなことを考えることも、行うことも人として道を外れています。ありえないことです。

その交配で、のちに数匹の子犬が産まれ(4匹だったかな)その子犬たちをペットショップ価格で安くはない価格で売ったそうです。男の子のオーナーに内緒で交配しています。オーナー様がJKCの会員であり、交配証明書を発行しなければ血統書を作ることはできません。オーナー様はペットとして可愛がっているのでJKCの会員ではありません。

血統書が送られてこないので、新オーナ様たちから⇒どうなったの?血統書はまだできていませんか?と一年たってもせまられトラブルになったそう Aさんは逃げ回っていたそうです。しかも交配させた男の子のオーナーにもばれてしまったそうで・・・Aさんは、私、知らないわよ・・気が付いたら勝手にくっついていたのよ・・と言い訳したそうです。

あまりにひどすぎて、あ然 ですが。。。私はその話を聞いたとき・・あの人ならやりかねないわね と思いました。とにかく危険が漂っている人。わけの分からない人でした。健康ランドが好きでサウナに入るのが好きな人でした。いつもサウナに通っていました。時々知らないおじさんに夕食&ビールをおごってもらい~べろべろに酔っぱらって・・朝自宅で目が覚めたら、身体に転んだ後の打撲キズがたくさんあったさ~ 階段で転んだみたい。全然覚えてないのよ と笑って話していました。本当に危ない人でした。

いつもアバウトな生活をしていて、先のことを考えないでその日暮らしをしている人でした。彼女は結婚&離婚&再婚を繰り返したと言ってました。娘も産んだのよ。けどうまくいってなくて会ってくれないと話していました。明るくて・・話は面白くて悪い人ではないけれど・・当時30代だった私には驚きの人で、将来はこのような人間にはなりたくないと学びました。でも憎めない人でした。今でも時々・・Aさんどうしているのかな?もう亡くなっているかもしれないな。いや、70代なら若いから元気だよね。もしかして・・娘さんと和解して一緒に暮らしていて・・幸せになっていたらいいな なんて思い出しています。

ルビーの子供です。ヨーキーは可愛いよ。

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コメント (2)
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