オオツリバナの花。ニシキギ科ニシキギ属。
オオツリバナの花には5数性のものと4数性のものとが混じる。
5数性の花の方が多いが、よく見ると4数性の花が見つけられ、それでオオツリバナを見分けられる。
オオツリバナの幼果実。
オオツリバナの幼果実には鋭い稜がつく。5数性の花には5個の稜が生じ、4数性の花には4個の稜が生じる。
この幼果実の稜の存在が、オオツリバナを見分ける最も確実なポイントとなる。
オオツリバナの果実。
果実は蒴果で熟すと裂開する。
裂開すると橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。
果実が裂開すると稜の存在は不鮮明になってしまう。よく見ると4個に裂開した果実を見つけることができ、オオツリバナを見分けられる。