{ヤマウルシ4」(11月29日ば分)について誤りの御指摘がありました。
「ヤマウルシの果実2」について、「白いのは脂肪で栄養値が高く、シジュウカラ、アオガラなどカラ類が好んでたべる。」と言う部分について、次のような御指摘がありました。
1 アオゲラは、普通分類上はキツツキ類に属し、カラ類ではありません。
2 アオゲラは北海道には分布しません。アオゲラの分布は本州以南、北海道ではア
オゲラの近似種「ヤマゲラ」です。両者は非常によく似ていて間違えられることが多い
ようです。鳥仲間に聞いた話では、北海道では「シマアオゲラ」と別称されてことも
ある由。この場合の「シマ」は、シマフクロウの「シマ」と同じで北海道を意味します。
ご指摘、有難うございました。
「アオゲラ」を「アオガラ」と書き間違えたとことから「カラ類」などと余計なことを書きました。
何れにしても「野鳥のことについては弱い」ということで弁解の余地はありません。
ついで、と言ってはなんですが、ウルシの仲間について少し書きたします。
シジュウカラやアオゲラはウルシの核果を食べますが、人間もウルシの仲間の核果を食べます。
ウルシの仲間は熱帯・亜熱帯地方に多く、マンゴー等は4000年以上前から栽培され、生食したり、料理に使ったりしたと言います。
ウルシの仲間ですが、「かぶれ成分」は弱く、普通はかぶれる事はありません。ただ、弱いとはいえゼロではなく、顔中腫れあがったという人もいるという話です。
ちなみに、「ピスタチオ」や「カシューナッツ」などのナッツ類もウルシの仲間です。
マンゴーは果肉状の中果皮部分を食べ、ピスタチオやカシューナッツの場合は内側の核の中に収められている種の部分(梅干しの種の中の天神様と呼ばれる部分)を食することになります。アーモンドはバラ科の種ですが、構造的には同じものです。