昨日26日、9月20日に予定されている自民党総裁選挙に向けて、安倍晋三首相が出馬を表明した。
先に出馬を決めていた石破茂元幹事長は、出馬にあたり「公正、正直な政治」をスローガンに掲げていた。
ところが、そのスローガンが自民党内部から個人攻撃だとの批判が出て、石破支持を決めた筈の竹下派からも「相手に対する個人攻撃に不快感を感じる」という幹部も出てきている。
このことは何を意味するのだろうか。
石破氏は直接安倍首相の名前を挙げて批判はしていない。「公正で正直な政治を!」と言っただけで、自民党内部ではそれが安倍首相批判になるのだ。
つまり、「安倍首相の政治は、不公正で不正直だ」と自民党のみんなが感じていることなのだ。
不公正で不正直だと感じながら、自民党内部では批判はご法度、批判すればどんな仕打ちをされるか分らない。
1強の恐怖政治では、ボクシング協会の山根会長のようにとんでもないことが行われる。
自民党の安倍1強・恐怖政治も「男・山根明」と大差ないことが行われている。
自民党には、自分の身大事さから「政治理念、政治姿勢が如何にあるべきか」などはどうでも良いという雰囲気になっている。
自民党の総裁、本来なら2期6年が限度なのを、1強恐怖政治で3期9年に伸ばした。
自民党はどこへ行くのか。日本の政治はどこへ行くのか。