井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ヒメキンミズヒキ

2018年08月31日 | 日記


ヒメキンミズヒキ。バラ科キンミズヒキ属。
紐状の花序に黄色の花をつけキンミズヒキによく似るが、全体に小型で華奢な印象である。



ヒメキンミズヒキの花序。
キンミズヒキと同じ総状花序だが、ヒメキンミズヒキの場合、花穂は細く花を疎らにしかつけない。



ヒメキンミズヒキの葉。
キンミズヒキの葉同様、変則的羽状複葉。ただヒメキンミズヒキの小葉はキンミスヒキのようには尖らず全体に丸みを帯びた形になる。図鑑などでそう説明されるが、それ程の差が感じられないことも多い。ただし、小葉の数は確かに少ない。
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北海道の花・キンミズヒキ1

2018年08月30日 | 日記


キンミズヒキ群落。バラ科キンミズヒキ属。
キンミズヒキの総状花序は長く伸びて紐状になる。ミズキきに似て花の色が黄色なので、「金ミズヒキ」と呼ばれる。



キンミズヒキの葉。
キンミズヒキの葉は奇数羽状複葉。普通、羽状複葉は小葉の形、大きさが皆同じというか大差ないのに対して、キンミズヒキの小葉は大きいのと小さいのと差が大きい。普通の羽状複葉とは違っているという意味で「変則的羽状複葉」と呼ばれる。葉柄基部には鋸歯のある大型の托葉がつき、その下半分は柄に合着する。



キンミズヒキの芽出し。
キンミズヒキの芽出しは、小葉を折り畳んだ形で伸び出し、直ぐに拡げる。
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北海道の花・ミズヒキ2

2018年08月29日 | 日記


ミズヒキの花序。タデ科ミズヒキ属。
ミズヒキの花序は総状花序と言われるが、ミズヒキの場合花のつき方が「疎ら(まばら)」で多くの総状花序とは印象が異なる。



ミズヒキの花。
花弁はなく、花弁状に見えているのは萼(4個)。
全体の、上う3分の2ほどは紅く、3分の1程は白い。これを紅白の水引に見立てる。
雄しべは5個、雌しべには2個の花柱がつく。



ミズヒキの花後~果実。
花の後、萼は子房を包むように閉じる。花柱は閉じた萼の外に伸び出す。花柱の先はフックになっていて「ひっつき虫」となる。「付着散布」
果実の柄には関節があって、熟すとここで切れてはじけ跳ぶという。跳ぶ前でもフックに何かが引っ掛かれば関節部分で離れて種子散布される。
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北海道の花・ミズヒキ1

2018年08月28日 | 日記


ミズヒキ群落。タデ科ミズヒキ属。
花序は細長い紐状、見る角度によって紅く見えたり、白く見えたりする。これを紅白の水引に見立てて「ミズヒキ」と呼ぶ。



ミズヒキの葉1.
葉は楕円形~広楕円形で、先は尖り基部はくさび形。有柄で互生する。



ミズヒキの葉2.
ミズヒキの葉には八(はち)の字形の斑が入るものがある。
表皮組織に色素アントシアニを貯めん込み、葉緑素(クロロフィル)と重なって暗赤色になる。定型斑の1種で、樹木ではツノハシバミなどでも見られる。
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「公正で正直な政治を!」が個人攻撃になる?

2018年08月27日 | 日記


昨日26日、9月20日に予定されている自民党総裁選挙に向けて、安倍晋三首相が出馬を表明した。
先に出馬を決めていた石破茂元幹事長は、出馬にあたり「公正、正直な政治」をスローガンに掲げていた。
ところが、そのスローガンが自民党内部から個人攻撃だとの批判が出て、石破支持を決めた筈の竹下派からも「相手に対する個人攻撃に不快感を感じる」という幹部も出てきている。

このことは何を意味するのだろうか。
石破氏は直接安倍首相の名前を挙げて批判はしていない。「公正で正直な政治を!」と言っただけで、自民党内部ではそれが安倍首相批判になるのだ。
つまり、「安倍首相の政治は、不公正で不正直だ」と自民党のみんなが感じていることなのだ。
不公正で不正直だと感じながら、自民党内部では批判はご法度、批判すればどんな仕打ちをされるか分らない。

1強の恐怖政治では、ボクシング協会の山根会長のようにとんでもないことが行われる。
自民党の安倍1強・恐怖政治も「男・山根明」と大差ないことが行われている。
自民党には、自分の身大事さから「政治理念、政治姿勢が如何にあるべきか」などはどうでも良いという雰囲気になっている。
自民党の総裁、本来なら2期6年が限度なのを、1強恐怖政治で3期9年に伸ばした。
自民党はどこへ行くのか。日本の政治はどこへ行くのか。
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