ミヤマホツツジの樹形。ツツジ科ミヤマホツツジ属。
ミヤマホツツジは本州北部~北海道の亜高山帯に生育する落葉低木、大きいものは100cmにもなるが、多くは30~60cmほどの樹高。ミヤマホツツジ属は小さな属で、日本に1種、カナダ・アラスカに1種で、日本のミヤマホツツジは固有種である。
ミヤマホツツジの冬芽。
長さ4~5mmの楕円形。芽鱗は赤褐色を帯び、葉痕は細長い心形で維管束痕は1個。
亜高山帯植物の冬芽はアマチュアには出会うこと自体が難しく、この写真は「樹木に咲く花(山と渓谷社9)からの借用。
ミヤマホツツジの葉。
ミヤマホツツジの葉、葉身は倒卵形で先は丸く、基部はくさび形で次第に細くなって葉柄に流れる。
縁は全縁、両面とも無毛。葉脈は表面凹み、裏面では突出する。側脈は湾曲する。