井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ヒロハマンテマ2

2023年06月18日 | 日記
ヒロハマンテマの花。ナデシコ科マンテマ属。
左:雄花  右:雌花
雄花、雌花とも、花弁は筒状になっていてその外側に萼筒をつくる。雄花の萼筒は比較的スリムで、雌花の萼筒はふっくらしている。萼筒の形をみれば花の雌雄を見分けられる。
図鑑(「日本の帰化植物(平凡社)」)では雄花の萼筒には10個の脈があり、雌花には15~20脈」としているが、個体差もあるようだ。萼筒にも花柄にも毛が多い。花は夕方開花しい1日花。
ヒロハマンテマの雄花。
ヒロハマンテマの花弁は5個で白色、先は2裂する。花弁は萼筒の中で筒状になっていて、その上部で2裂する花弁と合着する、そんな構造になっている。筒状の上部から雄しべの葯が黄色く見えている。
ヒロハマンテマの雌花。
全体的な花のつくりは雄花と同様で、筒状の花弁部から白い5本の花柱が伸びだしている。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北海道の花・ヒロハマンテマ1 | トップ | 北海道の花・ヒロハマンテマ3 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (岡部)
2023-06-18 10:29:24
おはようございます。
12日に、突然前ぶれもなく「始末記」がアップされて驚きました。
何ごとが起きたのか? この辺が潮時と思われたのか? ちょっとあせりました。

ここ10年あまり、朝起きると真っ先にパソコンを開いて「井伊影男」にお目にかかる。
すっかり日課になっています。そのうちにただ読むだけではもったいない。
「北海道の花」シリーズが始まってからは文章を書きとってファイルにしてきました。
花の生態を順序だてて楽しむだけではありません。文章の調子から原田さんの花に対する
息づかいが伝わってくる。でもときには解説が全くの同文でダブる。写真が前後逆に貼り
付けられているなど、あらぬハプニングが起きる。つまり体調まで読み取れるのです。
今日は絶好調だとか、今日は調子がよくないな、どこかお悪いのではないかなと・・・。

そして何ごともなかったかのように「北海道の花」がヒロハマンテマで再開されました。
自宅横ではヒロハマンテマ(マツヨイセンノウ)の蕾がついて言い合わせたかのような
タイミングです。ホッとしました。

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事