井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ノボロギク

2020年09月12日 | 日記

ノボロギク。キク科キオン属。

道端や空き地、畑の畔などに生える越年草、ヨーロッパ原産の帰化種。明治初年に入ってきたと言われる。草丈は20~40cm。

ノボロギクの葉と花序。

葉は不揃いに羽状に裂け,基部は茎を半ば抱く。裂片は鋸歯縁.

頭花は茎頂と葉腋から伸びる枝先につき、舌状花のない筒状花のみの花となる。

ノボロギクの果実。

果実は瘦果、瘦果には10脈がつき、その脈上から冠毛が伸びる。

キオン属の仲間にサワギクがある。サワギクの冠毛が雨に濡れて集まった姿が「ボロ屑」に見えるというので「ボロギク」の別名がある。そのボロギクの仲間で、山でなく野に生えるというので「野ボロギク」の名がつけられたという。

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