井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・イワヨモギ

2020年09月02日 | 日記

イワヨモギ。キク科ヨモギ属。

海岸~山地の岩場に生える半低木。

茎は叢生し、花茎は50~100cmで基部は木質化して硬くなる。

イワヨモギは「岩蓬」で、岩場に生えるのでその名があるが、この株は植物園のもの。植えてやれば平地でも育つ。

イワヨモギの葉。

有花茎と無花茎を出す。茎葉が2回羽状全裂、中軸には櫛の歯状の小裂片がつく。

イワヨモギの花。

円錐花序に多数の頭花をつける。

北海道では割と良く見られるが、本州には分布しなようで、全国区の図鑑には載っていないことも。

種子散布は近距離型のようで、分布を広げることは苦手らしい。

コメント
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