Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

ネット中傷問題ー侮辱罪罰則強化を非難する立憲民主党は、左傾メディアの手先か?

2022-04-25 12:05:52 | 国際・政治

捜索進む、北海道・知床半島周りの観光船遭難事故は やはりこれまでに 10人の犠牲を生じ、この海域での沈没が濃厚な事態となった。まずは 犠牲各位への弔意と、これまでの捜索に携わった北海道警、海保、空自各位への労いを表したい。

事故に際し 海保の初動遅れを問題視する論調もあった様だが、聞けば海保の道東拠点は釧路市。知床まではヘリなど航空機材の燃料を満タンにする必要があり、又当日の様に 他の任務と重なったりすると、海域捜索に必要な潜水士の方を乗せる必要があったりする。事故第一報から捜索開始までの所要時間 3H超は、現状やむを得ない所もあった様だ。勿論改善しなくて良い理由とはならず、関係各位にはこうした間隙を少しでも埋める努力を願い、その上で 事故当該の船舶運航企業問責を第一の問題とすべきだろう。

本題です。弔意といえば、昨年辺りにネットによる匿名の中傷誹謗被害が一因で落命された 女子プロレスラーにも向けられるべきだろう。原因となった前述行為処罰も目的の、侮辱罪罰則強化に向けた刑法改正案につき「やっぱり」あの立憲民主党が、言論弾圧の可能性をネタに難癖の挙に出ている様だ。以下 先日の時事通信ネット記事を引用して、みて参りたい。

「侮辱罪厳罰化、見直し要求=立民「言論弾圧」と批判ー刑法改正案」

4/21に衆院で審議入りした刑法改正案の柱となる侮辱罪の厳罰化をめぐり、立憲民主党が批判を強めている。

インターネット上の中傷抑止が狙いだが、改正案では恣意(しい) 的な運用への歯止めが効かず、政府による「言論弾圧」につながりかねないとの主張だ。既に対案となる議員立法を国会に提出。修正を含め見直しを求めている。

「街頭演説で『悪夢のような (旧)民主党政権』と言えば、侮辱罪で逮捕される可能性がある。自民党はそれでもいいのか」。立民の藤岡隆雄氏は 4/21の衆院本会議で、安倍晋三元首相による在任中の旧民主党政権批判を例に挙げながら、改正案の問題点を追及した。

改正案は 現行で「拘留(30日未満) または科料(1万円未満)」となっている侮辱罪の法定刑の上限を、「1年以下の懲役もしくは禁固」「30万円以下の罰金」に引き上げる内容だ。

きっかけは、ネットで中傷を受けたプロレスラーの木村 花さん=当時 22=が命を絶った問題。投稿者 2人が略式命令を受けたものの、科料 9000円にとどまったため、「軽すぎる」との声が強まった。

ただ 侮辱罪には、名誉棄損(きそん) 罪にあるような「公共性などがある場合罰しない」との条文がなく、立民は政治家らへの批判を委縮させかねないと問題視。さらに 侮辱罪は「公然と人を侮辱」したケースが対象のため、交流サイト(SNS) などでのいじめに対応しにくいと指摘する。

立民の対案は、SNSでの中傷を対象にする「加害目的誹謗(ひぼう) 等罪」を新設。併せて、正当な批判への同罪適用を封じる規定も盛り込んだ。泉 健太党代表は 4/22の記者会見で「侮辱罪は言論の自由を侵しかねない」と指摘した。同党関係者は「修正されなければ反対する」と明言した。

これに対し 古川禎久法相は「表現の自由は極めて重要な権利で、不当に制限してはならないのは当然だ」と反論。政府・与党は法案見直しの必要を認めておらず、今後の審議は難航が予想される。(引用ここまで) 

世に言う「過剰反応」とはこういう事だろう。経緯はどうあれ 不当に個人の尊厳を否定された挙句、いわれのない罵倒を執拗に繰り返され 悪くすれば死に追い込まれかねない「顔の見えない侮辱行為」に厳しい姿勢で臨むのは 国家として、又地域を仕切る自治体として当然の対応だ。そうした挙に出ても処分に際し、軽すぎる科料に留まる現状を改めるべきとの声が上がるのも 又当然。

質疑に立った 藤岡衆議の個人面は云々しない。しても仕方がない。立憲民主党の政治勢力としての不良姿勢を厳しく問うべきだ。罰則強化の方針だけで、即「言論弾圧」の反応は笑わせる。勿論失笑だ。以前の安倍元総理の例え「悪夢の様な旧民主政権」レベルの批判を立憲民主党側の誰かが発した所で、直ちに逮捕はあり得ない。事情聴取位はあろうが、公党として こうした「僅かな問題にも過剰反応する」体質は、できれば改めた方が良くはないか。無理な注文かも知れないが。

そうはいっても、立憲民主側も 侮辱罪罰則強化を含む刑法改正案の弱点を研究してきてもいる様だ。ネット交流サイトなどでの頻発するいじめ問題も看過できないレベルは事実であり、審議に当たっては、同党対案の有益と思われる所も検討の俎上に乗せる位は良いのではとも思う所だ。しかしながら、政治家諸氏への批判風が鈍るかもとの下りに、立憲民主ら野党側の恣意が全然ないとはいえない様にも感じられるのだが。

繰り返しになるかもだが、そうした所に留意するにしても 立憲民主党の前述法改正案への「言論弾圧」呼ばわりは過剰反応だ。想えば同党の背後には、朝日新聞や TBS-TV、日刊ゲンダイなどの左傾報道メディアが控える。今回引用した時事通信記事にすら「立民頑張れ!」と言わんばかりのエール臭がして仕方がない。政府与党が目指す通信や報道への規制措置は、真に必要なものであっても メディア勢力の商売に支障あれば即「反対!」と相成るのかも知れない。事実ならこうした勢力の言動を 増々真に受ける訳には行かなくなるという事か。

4月も下旬、当地愛知も 勿論今年の桜の時季を過ぎ、藤や躑躅(つつじ)、皐(さつき) などが見頃を迎えている模様。先年ので恐縮だが、東郊の矢田河畔で目撃した 万回の皐の様子を。向こうの線路は JR中央線。以下に 関連記事をリンク致します。(時事ドットコム 4/25付) 魔物が住む?ネット世界の歩き方◆身に着けるべきリテラシーとは:時事ドットコム (jiji.com)

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