Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

楽観できない 衆院補選与党勝利

2016-10-25 12:40:17 | 国際・政治

結論から申して、手放しで喜べる結果ではないと心得る。一昨日の衆院補選、東京十区で自由民主党公認の法曹家 若狭 勝さん、福岡六区で与党系無所属 鳩山二郎さんが当選された。お二方には一言祝意を申すが、与党にとり、決して楽観できる状況ではないのも事実だろう。

東京十区、若狭候補の選挙区は、小池東京都知事の当選就任に伴う欠員、福岡六区は、鳩山邦夫元総務相の訃報に伴うもので、特に後者は、与党系候補の一本化に失敗した経緯もあっただけに、投開票まで不安の残る情勢だったのではないか。前者にしても、若狭候補が優勢の内に選挙戦を進めたのは良いが、同候補の応援に当たった、小池知事寄りの与党都議相当数が、自民離党を迫られている模様。 背景にあるのは、小池知事の選出に当たり、与党執行部と軋轢を生じた事にもよる、与党都議団との対立が背景にある為で、若狭新議員ご自身も、離党の可能性があると言う。

東京都議会は、次回選挙も遠くないそうで、与党、特に自民執行部と都議団は、選対を誤ると、思わぬ不覚を取る事もあり得よう。それが尾を引いて、来年にも予想される次回国政選、衆院解散総選挙に悪影響を及ぼす懸念もあるのではないか。ここは、そうした事を良く視野に入れての、小異に囚われない、くれぐれも知的で練られた対応を願いたいものだ。「国益より党益か?」とはよく云われるが、今の与党は、決してそう言う事で揶揄されてはならない立場のはずだ。それを忘れなければ、一部閣僚の、法案審議を巡る強行採決に絡む舌禍などは生じないはすだが。

野党側の体たらくは、もう触れたくもない低レベルだが、今回も「名ばかりの野党連携」に終わった感が強い。過日の、新潟県知事選では、民進が自主投票となるも、終盤の蓮舫代表による応援行動などが奏功するも、衆院補選では通用しなかった様だ。蓮舫代表は、敗れた選挙戦では、その総括や反省が不十分な所ある様で、つまり「自勢力に不都合な所は目をつぶり、正視しない」印象が強くある。敢えて名指しするが、それは同党幹部でもある辻元清美、山尾志緒里他の各議員にも共通してある様だ。まあ「攻撃の威勢は好いが、守りはからきしダメダメ」と言う所だろう。それ以前に民進は「リベラルから極左まで」の接着の仕様もない「継接ぎの寄せ集め」もう、政権復帰などあろうはずもないのは明白だ。TVメディアの人気や名声に、未だにあやかろうとしているのも、如何にも時代遅れだ。どんなに蓮舫代表一人が気を吐いても、不可能は不可能だろう。仮に、同代表の国籍疑惑が晴れたとしてもだ。

 そうは言っても、与党側も楽観していてはならないのも事実。今日午後は、準国賓 ドゥテルテ・フィリピン国大統領が来日される予定だが、これに先立ち、中国大陸首脳との会談が済んでいて、南シナ海の領土問題の一時棚上げや、それに伴う二兆円超の経済協力取得などで合意していると言う。又今後、同盟関係にあった、米合衆国と一定距離を置く可能性もあると言う。安保情勢への影響もあるだけに、後手に回った形の安倍政権はどう対応されるのか、注目の所だ。又、どうも審議に無理な印象が付き纏う環太平洋経済連携協定TPP関連法制の扱いも、野党勢力には与したくないが、もう少し慎重を期しても良いのが拙印象だ。特に、今年一杯で任期を終えるオバマ現合衆国大統領への負い目からと言うなら、絶対に再考した方が好い。少し位諸野党から文句が出ても、ここはゆっくり目に進めて良いと思う。

それよりも、米・中を初め、EU関係の相当数の国々が批准手続きを終えてしまった、温暖化対策のパリ協定の批准処理を急ぐべきだろう。同協定は、来月4日付の発行が既定で、既にアフリカ域内で来月下旬に予定される最初の会合に、我国は、締約国としての参加が難しい情勢だと言う。放置していては、優れた環境技術で温暖化対策を主導する機会を奪われ、国際社会で不利な立場に追い込まれかねない。中東などの難民、移民受け入れ策とかが不可能な以上、当然担うべき環境分野での貢献がし難くなるとあっては、技術立国日本のこれからを、暗いものにしてしまいかねないのではないだろうか。

安倍政権は、現状各方面に亘り、相当な尽力をされているのは分っているので、過分な批判を控えたいのは山々だが、都議会問題や、国際分野などで扱いを誤ると、後が大変な事共が多くあり、これらへの対応が、今後の選挙に及ぼす影響も大きそうなので、敢えてこの場で申し上げておく次第。野党連携には、もう何も期待しないが、もう少し、国民市民向けの分り易い政策提案ができる能力位は手にしてもらいたいものだ。その為には、攻撃だけの「壊し屋」みたいな言論テロ勢力の駆逐が欠かせないだろう。当該議員の名は、もう記さなくとも理解して頂ける事と思う。蓮舫民進代表に、威勢だけではない「真の勇気」があるやなしや、そこの所だけは、興味を持って拝見したく思う。

 最後に、私事恐縮。拙HP「HAKASEの隠し部屋」の、今夏までの写真帖が、一応の完成をみました。この梅雨から夏にかけ連載した18禁読み物「想いでの山峡~林間学級の秘密」に引っかけた構成の為、やや難があるかもですが、ご笑覧下されば幸いです。尚、加筆後の読み物本文も引き続き閲覧可能ですが、成人向ですので、あくまでご興味があればでお願い致します。画像の方は、当地千種付近の掘割区間を行く、JR中央線貨物便の模様。下記に、拙HP入口を設けて参ります。

http://www.geocities.jp/hakase5704/

 

コメント (2)
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