Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

サッカーW杯 アジア地区予選日豪戦回顧

2013-06-07 07:44:26 | スポーツ

各位お早うございます。入梅とは言葉ばかりの空梅雨の日々が続く当地愛知だが、今日後半よりは、ようやくこの時季モードの空模様に戻る気配。過日も記したが、雨風は確かに鬱陶しくも、降雨がなさ過ぎるのも又困る。梅雨の降水が少なければ、続く真夏の渇水が思いやられ、又、農産物の作況が悪化して、価格高騰に繋がってしまう心配もある。やはり「ここぞ」と言う時季には、降られるのもやむなしと言う位の受け止めが必要なのだろう。

さて、余り内外共に余り良い話題に恵まれない我国だが、それでも先日のサッカーW杯アジア地区予選は、この世界の頂上決戦に相応しい濃い内容だった。更に、試合後の選手各位の強い姿勢にも感銘を受けるものがあった。詳しい続きは、又今夜にでも触れる事としましょう。

先日のW杯アジア予選、我国代表は、難敵豪州代表と対戦、試合前半、双方はほぼ膠着したまま後半へとなだれ込む。実力はほぼ拮抗。その後半の終盤に差し掛かった頃、我国代表の守備が僅かに手薄になった隙を突く形で豪州が1点先制。一時は敗色が漂う嫌な展開。が、しかし・・・。

試合後半も、原則の45分が目前に迫り、豪州代表逃げ切りかと思われた正にその時、豪州側(だと思った)ゴールのすぐ傍で、同代表の一選手が、反則に当たるボールに手を触れる大きなミスが発生、我国代表に、PKの大チャンスが転がり込んで来た。蹴り手は本田選手。失敗も多いこの大舞台で、中央寄りを狙い、キーパーの防御をかわして見事ゴールを決め、同点に持ち込んだのである。何と言う強運!

数分のロスタイムことアディショナル・タイムを経て、結果は1x1の引き分け。これで我国代表は、2014=平成26年のW杯出場資格を手にした次第(この日豪戦にての引き分け以上で、出場資格決定が条件だった)。ただ、一度しかなかったPKのチャンスを活かせたとは言え、勝利を収めた訳ではなく、ザッケローニ監督にも本田以下主力選手にも、試合後も緊張感が持続していたのが見逃せない所であろう。

特に、本田選手の表情には一際危機感が溢れており「これからは、選手の『個の成長』が大事」とのコメントは、これからの、決して容易ではない闘いを意識した、強い意思を感じたものだ。膝の故障より立ち直って間もない長友選手も、同様に危機感を表し、これから来年の決勝へ向けての質の高い取組み姿勢が見て取れた。

日豪戦の直前、我国代表は、東欧ブルガリア代表との一戦に敗れている。その事と、本当は勝ってブラジルへの道を進みたかった、選手各位の喜びとは裏腹の悔しさと今後への懸念の思いを、我々見守る者達も、深く理解する必要があるのだろう。勿論、一流のプロと言えども、失敗や敗北より学ぶ事は多いだろう。それは監督や選手各位が一番良くご存じだろうし、だからこその成長も可能なのだろう。「Road to Brazil」を決めた、PKのチャンスにしても、それは決して天恵などと言うものではなく、日々の厳しい鍛錬と努力が、そうした場面を引き寄せる事を可能にしたのだと、心より信じたいものだ。

とまれ、この内容の濃い試合は、他のスポーツ種目にも、幾ばくかの好影響を及ぼしている様だ。目下、2リーグ交流戦中のプロ野球 中日Dは一時最下位と低迷したものだが、ここの所は際どいながらも連勝を収めている。こちらの方面も、努力や修練の大変さは分るが、低迷期は一つ、他のカテゴリーのスポーツ種目のあり様より学ぶ事も有益に思えるがどうだろう。

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コメント (2)
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