Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「あおなみ線」で考えた事

2004-10-31 23:40:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

2004=平成16年10月も今日限りとなりました。
今月は乗り物に関する特集日記のつもりでしたが、近畿&東海の水害や中越地震などで、必ずしも予定通りとは参らなかった様です。更に本日、中東イラクにてイスラム武装組織による日本人旅行者殺害の情報も入り、来月以降も内外共に大変な状況になりそう。今月記せなかった事は又、日を改めてにしようと思います。
今月は私の居所近辺の鉄道新線、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線に3回程乗る機会がありました。当HP写真帖にも載せましたが、この路線はJR名古屋駅より南下、名古屋市南西部の住宅地、商業地を経て名古屋港金城埠頭までを結びます。終点には大規模商業催事が可能な国際展示場を控え、行事のある日には早速その輸送力を遺憾なく発揮しており、又固定した利用状況も向上している様に見受けられます。
ご存知かも知れませんが、名古屋を中心とする中京地区は、交通手段の自家用車依存率が全国一高く、ほぼ全体の2/3に達しています。
あおなみ線の開通前は、国際展示場への往来はちょっとした難儀でした。
直通の地下鉄はなく、なごや港駅などでどうしても市営バスへの乗り換えを要します。自家用車で往来する向きも多い為、行事のある日の展示場周辺はどうしても交通渋滞が起こり、バスの定時運転はたちまち困難になります。その為現地での見物時間が充分に取れなかったり、帰りの予定の見通しが立てられなくなる事もしばしばでした。
あおなみ線の開通は、こうした不安を一掃してくれたと思います。必ず定時運転され、名古屋駅より乗換なしと言う強みが理解されれば、多くの固定した利用は必ず期待できる事でしょう。上手く行けば自家用車からの乗換さえ見込める事と思います。
又、沿線には少なからぬ住宅地域が存在し、それらの住人の手強い日常の足となり得る事でしょう。
広告宣伝はまだ不十分だと思います。
安全面、そして高齢者、身障者が使い易いバリアフリーの配慮も格段と向上し、こうした面のPRが強く行われれば将来に亘る多くの需要を掘り起こせるはず。又、近畿日本鉄道などが行っている、混雑時以外の利用を促す平日日中や土日曜&祝祭日の回数券による運賃割引の導入も検討されるべきでしょう。
貨物輸送の世界では、少しでもトラック輸送から鉄道、内航海運への移行を図る「モーダル・シフト」の考え方が叫ばれて久しくなります。旅客輸送もこれと同じで、鉄道路線を更に利用し易く魅力あるものにする事で、自家用車依存率を下げる必要があるのでは、と真新しい電車の乗り心地を確かめながら、ふと考えておりました。*(新幹線)*
コメント
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