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熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

安曇野池田町ー陸郷山桜トレッキングコース

2018-04-30 14:02:44 | 風景

一目4千本とも言われる山桜が咲く池田町の陸郷。

残雪の残る北アルプスを背に山桜の咲く里を一度歩いてみたいと思っていましたが、

今年は桜の開花が早く4月半ばにはもう散ってしまって、淡い緑一色の陸郷山桜トレッ

キングコースでした。

 

夢農場を出発して新緑の道を桜仙峡に向かいます。

 

山道を登ると次第に展望が開け

目の前に残雪の蝶ヶ岳と常念岳が見えてきました。

山が見えてくるとホッとします。

歩いて良かったと思える瞬間です。

標高が高い樹玉神社や二本松などにはまだ桜が残っていました。

 

陸郷の山桜や木々と残雪のアルプスが一望でき、

癒しのスポットと言われているのも納得です。

真っ赤な欄干の登波離橋には伝説が残されています。

白駒城の正妻と妄妻が谷底へ落ち、二人とも絶命したという悲しい伝説です。

鳥の声も谷間に響き渡る静かな空間でした。

そこから俳句坂を通り 諏訪神社近くまで下りました。

水を張った 水田と残雪の北アルプスーこれぞ安曇野の風景。

 

安曇野 の自然はいいなぁと改めて思います。

集落の中心や道の辻、三叉路などに立ち、集落の人々を守る道祖神は、

安曇野では数多く見られますが、

相道寺道祖神は毎年一月に屋根の葺き替えを行っているのだそうです。

この道沿いからは北アルプスが良く見えました。

この時期に安曇野を訪れた事がなかったので一度も雪形を見た事がなかったのですが、

この日、初めて雪形を見る事ができました。

鹿島槍ヶ岳の〈鶴〉と〈獅子〉

爺ヶ岳の〈種まき爺さん〉

安曇野の景色に見とれて、トレッキングコースを外れ、

ぐるっと一周約16km。

もう一度夢農場まで戻りました。

 

新緑、鳥の声、爽やかな風、のどかな田園風景、雪形、道祖神。

へとへとになるほど山道を歩いたけれど、贅沢な一日を過ごしました。

 

 

 

 

 

 

 

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ひとりごと(桜)

2018-04-23 17:39:55 | ひとりごと

昨日の暑さでどこよりも遅く開花する旧中山道一石栃の茶屋の桜が満開になっただろうと思った。

あっという間に見頃を終えてしまう桜の花。

来年又見れるから・・と思えるのは若いうちだけで、

高齢になると、来年又見る事ができるという保証などはない。

93歳になった父と90歳の母ーいつの間にか二人とも90台になった。

「今年もこの桜が見れたなぁ・・」という言葉には90年の重みがある。

 

茶屋でお茶を頂きながら「来年も見に来て下さいね」と声を掛けられ、

「来年も来るでな」って言いながら外に出た母は、

きっと、

来年まで頑張って生きなくてはと思っていたに違いない・・。

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中山道ー南木曽町

2018-04-16 01:13:54 | 風景

足早に咲き、あっという間に散ってしまった今年の桜。

ゆっくり見る間もなく葉桜になってしまいました。

 

一年に一度きり、わずか1週間だけ見られる風景だからこそ、毎年見たくなる桜。

 

木曽川沿いの須原発電所

 

美しい水で有名な阿寺渓谷

南木曽町の桃介橋

 

そして妻籠宿

 

妻籠宿から馬籠宿への旧中山道沿いにも美しい桜が咲いています。

大勢の外人さんが行き交うこの遊歩道も、この日は雨上がりという事もあってか歩く人も少なく、

雨に濡れた草や花が色鮮やかに目に映りました。

 

今年は雨の日だから歩くのは止めよう・・・・って考えるのは止めよう・・・

雨の日は雨の日の趣があり、何より、昔の人たちは雨の日でも自分の足で歩き続けたのだから・・

天気が良くて暖かくて、お散歩日和の人生ばかりではなかったはずー

そんな事を考えながら、往復約16kmの道のりを歩く。

逞しい男滝と優しくしなやかな女滝も雨水を湛えて勢いを増し、

いつもより激しく流れ落ち、白い霧状になった水滴が顔に当たると寒くて近くにいられない。

 

この滝を越すと目的の一石栃立場茶屋に近づきます。

子安観音の桜は見頃を迎えていて、茶屋の前の桜はまだ1分咲き。

他の桜が葉桜になった頃、美しいピンクの花を咲かせます。

 

岐阜県にある馬籠宿に近付くにつれ、桜も終わりに近づき、

恵那山の見える馬籠宿に着くと、急に展望が開け、

山道の淡い緑は知らないうちに濃い緑に変っていて、静かな厳しい山道から広い平野に辿り着いた気がします。

 

昔の人たちはどんな思いで木曽の街道を歩いていたのだろう。

 

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木曽福島

2018-04-10 23:19:58 | 風景

江戸時代、参勤交代の大名や商人、旅人が行きかう中山道のほぼ中心にあって、

木曽川の断崖の険しく狭い地域に作られた関所や代官屋敷の跡、古い街並みや建造物の残る木曽福島の町を歩いてみました。

最初にJR木曽福島駅から歩き始め最初に古い街並み。

 

細い路地の向こうに武田信玄ゆかりの地、大通寺が見えてきます。

武田信玄の三女、真理姫が嫁いだ木曽義昌の居城があった場所で、

真理姫の供養塔が満開の桜に守られているかのようでした。

足早に春が来たと思ったらに突然真冬に逆戻りした週末、

桜の花びらと一緒に雪の舞う一日でした。

 高札場を抜け

山村代官屋敷跡に着くと、入り口から明らかに空気感が変わり、

 

山村代官屋敷や福島関所跡を見ていると、

歴史がそのまま呼吸をしている現代の地を歩いている事を、五感を通して感じることができます。

 

昭和50年復元された関所建物は、昭和53年国史跡に指定されている。

次に見たのは木曽義仲・木曽家代々・山村家代々の菩提寺である興禅寺。

 

枯山水の庭としては東洋一の広さの石庭

木曽義仲公お手植えの時雨桜の二代目の枝垂れ桜

例年、4月20頃見頃を迎えるというこの時雨桜も10日も早く満開を迎えていて、

その姿は

大きな傘の様に枝を伸ばし、色彩も鮮やかな優美で見事な桜でした。

 

この、興禅寺の脇から城山への遊歩道に入り、

  

福島城跡や権現滝を巡り福島の町を眼下に見ながら、中央アルプスの雄姿が見られる城山史跡の森の遊歩道を一周して、

  

 行人橋に至ると、

木曽川のほとりに 建つ崖家づくりと呼ばれる家並に遭遇しました。

 

 

狭い場所を有効に使った家々が肩を寄せ合うように並び、山と木曽川に挟まれた土地で暮らす工夫や生活が垣間見える気がしました。

 

 

 

 

 

 

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野田平分校

2018-04-01 11:00:04 | 飯田・下伊那

下伊那郡豊丘村にある野田平分校跡は野田平キャンプ場として利用されていますが、

野田平分校に至る道は現在は、落石が多い事や、リニアモーターカーの為の道路整備により通行止めとなっています。

数年前の春先行った時の、こぶしが咲き、淡いエメラルドグリーンに澄んだ虻川の流れが懐かしくて、往復15kmほどの距離を歩いてみました。

春、山の中紅梅の花や梅の花が咲くを過ぎるともう民家はなく、

 

澄んだ虻川のせせらぎを聞きながら一本道を歩きます。

春先は特に落石が道路を塞いでいます。

約、1時間半歩くと分校が見えてきました。

山の奥の奥、人知れず昔のままの姿で、冬を越し春の日差しを浴びている廃校になった校舎を見ると、

 

この小さな校庭で、子供たちが遊んでいた様子が想像されます。

 

春になると毎年同じように花を咲かせ、校舎を見つめてきたこぶしが、今年も咲いていました。

 

虻川の流れは変わらず美しく・・・

それでも、時代の流れは年々押し寄せて来て、この流れに添った山道をリニア関係の大型車両がひっきりなしに通って行く。

きっと、この風景はもう見られなくなるんだろうなぁ・・・だから、今、どうしても、どうしても、行きたかったんだろうなぁ・・・。

そんな事を感じながら歩いた道のりでした。

 

 

雪の残るアルプスと、

一本桜で有名な伊那谷の春は、

今一番いい時を迎えています。

柳の芽が芽吹いて黄色い花のように風に揺らめき、

 

緑色の天竜川沿いにピンクの桜が咲き誇っていました。

 

 

 

 

 

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