熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

長寿祝いについて

2010-01-13 21:00:00 | 熨斗:長寿祝い
■長寿祝いの名前の由来
還暦祝(満60、数え61歳) 
もともと「本卦還り(ほんけがえり)」といい、
干支が一巡し、生まれたときの干支(十干十二支)に戻ること。
※還暦祝いは他の長寿祝いと異なり、満年齢が60歳の年に行われます。
例えば寅年生まれの人の還暦は寅年の1月1日に「還暦を迎える」ことになります。

古稀祝(満69、数え70歳)
杜甫の詩、「人生七十古来まれなり」から。

喜寿祝(満76、数え77歳)
喜の草書体が七十七に見える。

傘寿祝(満79、数え80歳)
傘が中国語の略字で八十に見える。

米寿祝(満87、数え88歳)
米の形が八十八を合体させた形に見える。
また末広がりの八の組み合わせとして。

卒寿祝(満89、数え90歳)
卒の略体の「卆」が「九十」と分解できるところから。

白寿祝(満98、数え99歳)
百の字から一をとると白になるので。 

百寿祝(満99、数え100歳)
そのまま。


■長寿祝いの色は?
還暦 :干支が一巡し生まれたとき戻るという意味で、
魔よけの色と言われていた赤の産着を赤ちゃんが生まれたときに着せたため

※還暦祝いは赤いちゃんちゃんこというイメージですが、
今の60歳の方々は若いので、この衣装を着るにはなんだか早い気がしますね・・・!

米寿 :稲穂の色

白寿 :そのまま
それ以外は、高貴な色「」 とのことです。

余談ですが、高級感を表す色で紫・金が良く使われますが、
先日立ち読みした本に由来が書いてありました。
金は昔ローマ帝国(だったかな?)などで崇拝されていた太陽の色という意味もありますが、
『金も紫も自然界にほとんどなく染料としてとても貴重な色とされていたから』だそうです。
熨斗が、当時貴重だった鮑(アワビ)を包んだことから始まったという由来に似ていますね!
⇒関連記事:熨斗と水引の起源


■熨斗紙の表書きについて
上段
●還暦御祝
●祝 還暦
●寿
※お返しの場合は ◯◯内祝(還暦内祝など)・内祝・寿 など(水引は紅白蝶結び)

下段
下段には、縦書きで連名にしたり、子供一同、孫一同など


■水引と熨斗について
長寿のお祝いは、何度でもお祝したい慶事なので、
水引きは紅白、あるいは、金銀の蝶結びを使います。
ただ、全ての行事を一回一回大切にするという意味で「結びきり」の結び
(あわじ結びなど)を使う場合もあります。
60歳という年は人生にたった一度きりしかないという考えからです。

蝶結びで贈れば間違いないと思いますが、
あわじ結びで長寿祝いを貰ったからと言って間違っているわけではありません。

熨斗は、紅白・金が使われているようなお祝い・贈り物用の熨斗であればなんでもOKです。

※私は短冊熨斗の赤い水引の入った白い熨斗を使いました。(真ん中)
⇒上田屋のし店:熨斗一覧


ちなみに、還暦の倍である120周年を大還暦(だいかんれき)と言い、
還暦の半分である30周年を半還暦(はんかんれき)というそうです。
私ももうすぐ半還暦!? 
30の誕生日に「半還暦オメデトウ!」とは言われたら
すごく年を取ってしまった気になりそうですね・・・(苦笑)

⇒関連記事:還暦祝い

上田屋のし店



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還暦祝い

2010-01-13 19:00:00 | 熨斗:長寿祝い
娘です。
父親に還暦祝いを贈りました。
年も越してしまい、半年遅れのプレゼントです。
箱が余りに大きくなってしまい、包装紙が足りず、
ちゃんと包むことができないままあげてしまいました。・・・泣
(ちょっとYシャツ風にアレンジしたかったんだけど。)

      ※字が汚いのはお許しを~・・・

中身は山登り等で使えるウィンドージャケット!!と、トラッキング用靴下。
ウィンドージャケットは色々歩き回ったけど、
個人的にデザインが気に入るのは広いお店の中で1つしかなかったので、即決!!
これからは健康に気をつけて、母と山登りなど第2の人生愉しんでね!!という気持ちを込めて。

両親とは離れて暮らしているので、サプライズであげたくて、
サイズはちゃんと確認せずに送りました。(ダメだったらお店に変えてもらおうと思って。)
と、思ったら案の定・・・お腹がパッツン・・・という悲しい事態に
ガーーーン。

ですが、コレを機にダイエットして着れるようになると約束(?)してくれました。
服一枚で新たないい目標ができたみたい^^

そんなわけで、次のブログでは「還暦祝い」を中心に「長寿祝い」について詳しく書きたいと思います。

上田屋のし店
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