愛知県にある鳳来寺には日本三大東照宮の一つがあります。
歴史好きの父に一度見せて上げたいと以前から思っていました。
そこで、このGWの一日目、久しぶりに父と二人きりで鳳来寺に行きました。
鳳来寺には車で東照宮近くまで行ける鳳来寺山パークウエイもあります。
・・・が、父は結構体力があるので、ちょっと頑張れば行けるかと思い、階段の続く表参道から本堂まで行くように計画を立てました。
鳳来寺は鳳来寺山の山中にあるので、本堂の脇には鳳来寺山山頂への登山道が続いています。
鳳来町は門前町らしく、細い表参道に続く道の脇には趣のある家が静かに佇んでいます。
硯や「ブッポウソー」と啼く「コノハズク」で有名な地域です。
多くの人は鳳来寺山パークウエイを使って車で行くからか、この日表参道にはほとんど人がいませんでした。
表参道はとにかく階段、
父に話してはあったものの、父はずーーっと続く階段をじっと見つめた後
以前から愛用している竹の杖を持って歩き始めました。
(度々ブログに出てくる父ですが、4月の誕生日で満88歳になりました。)
表参道の階段は1425段、私でもきついこの階段を父が無事に上れるか、
多少の不安があり、後ろから見守るように付いて行きました。
ようやく、仁王門に着きましたが、まだまだ石段は続きます。
駐車場管理をしていた人の話では入口から本堂まで約1時間という話でしたが、
それは紛れもなくこの急な石段を1時間上り続けるという事です。
でも、父のペースは結構速く、一回日陰で休んだだけで・・
途中、余裕で仏像様に話しかけ・・
本堂まで50分で到着でした。
ここからは、今通って来た鳳来町の町並みが眼下に見えます。
本堂でお参りして、東照宮へ向かおうと
「ここで帰るから・・」と私が言うと
父は「もう少し上まで行ってみる」と言いました。
この本堂の左側に見える岩山を登り、山頂に至り、東照宮までのハイキングコースがありますが、
山道をここから4km位歩くことになります。
しゃくやくが満開の庭で一休み、バナナを1本食べただけで歩き出しました。
古い本堂を見て
ここからは本格的登山道に入ります。
登山道は東海自然遊歩道の一部で、整備してされていて危険はありませんが、
山岳修験道の霊山であったため、厳しい上りが続きます。
父のこの信じられない体力はどこから来るのだろう・?
自分と同じように思って歩いていますが、父は88歳です。
(88歳って後2年で90歳だよなぁ・・・ほんとにびっくりです。)