二日目は朝から仁右衛門島という小さな島に渡りました。
島にはこの小さな舟で渡ります。
親切に車いすの子供も、母のシルバーカーも安全に舟に乗せてくれました。
好奇心旺盛な今年の春88歳になる父は、この島の中をあちこち、くまなく歩き回りました。
シーズンオフで人がいなかったので迷子にならなくて良かったです。
仁右衛門島は、南房総鴨川市太海浜に浮かぶ約30.000㎡の島です。
景色の美しさと共に、源頼朝や日蓮聖人の伝説などが伝えられていて、
歴史的にも興味を誘うこの島は、夏には溢れるほどの人で賑わうのだそうです・・・が、
例年になく寒いこの冬の一日、この小さな島は私たち家族の貸し切りのようでした。
海岸に生息するヤドカリを見ては喜び、岩から岩へ飛び越えながら磯遊びを楽しむ時、
何だか子供の頃を思い出させる自然豊かな島でした。
この島は昔から所有者の平野仁右衛門家が一戸だけ住んでいることから仁右衛門島と呼ばれているのだそうです。
確かに・・・石段を上り少し高台に行ってみると、仁右衛門さんの家がありました。
波の音しか聞こえないこの島の中で・・、
私はといえば、専らカメラを持って人や鳥や舟や波を追いかけたひと時でした。
仁右衛門島の周りの海は、
何故か他の場所と違う緑色の綺麗な色の海でした。
仁右衛門島でしばらく遊んで、この後房総半島の先端、野島崎灯台に向かいます。