かかし達がドライバーをほんわかとさせている、この静かな売木の道の駅で、
変なおじさん達が集まって、「これから汽笛が鳴るよ・・」なんて言ったものだから、
村の人が少しずつ集まって来て興味津々です。
警察署の許可は取ってないけど、
一応ここで汽笛を鳴らしていいという許可は下りたらしいです。
汽笛を聞くには少し遠くで聞きながら、余韻を楽しむのが一番いい・・って、
汽笛の聞き方にもこだわりを示すのが御一行の特徴。
あいさつ代わりの汽笛を鳴らした後≪ありがとう≫という食堂でちょっと遅い昼食です。
お店に入るとすぐにいろんなナスがありました。
ていざなすは最近巷でも聞かれるようになりましたが、
今日の主役は「鈴ヶ沢なす」
定食にあった「鈴ヶ沢ナスの肉はさみフライ」
それがこれ!!
おおきな鈴ヶ沢ナスの間にひき肉を挟んで丸ごとフライにしたものに特製ソースをかける。
これがほんとにおいしい!!
それに「売木産トマトの冷たいおでん」
皮が湯剥きされた完熟真っ赤なトマトがまるごと美味しいスープに浸かっている感じ?!
そして、私が頼んだのは
とまトン丼
新鮮トマトとレタスとやわらかい豚肉のコラボレーション
みんなで一緒に「いただきます!!」
おじさんたちの隠れた楽しみはこんな所にもありました。
一行は売木を後に帰路に着きます。
勿論、汽笛を鳴らしながら・・・です。
そして、今日の家族へのお土産は、予約しておかないと買えないと言われている
和田城のすぐそばにある「殿町の茶屋」のふじ姫饅頭
おばあちゃんたちが一つ一つ愛情をこめて作っています。
数少ない草餅のおまんじゅう、
いつもは予約以外残っている事は少ないのですが、
私達が和田城に行った時、奇跡的にまだ残っていたのです。
私も実家の両親用、そして、次に日予定されていた山行きに一緒に行く友達用に買って帰って来ました。
温かな村人が住む、静かで小さな山間の村々だからこそできる密かな楽しみ。