熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

町中お雛様ー足助 2

2012-02-29 01:00:16 | 風景

中馬と書いて「ちゅうま」と読みますが、これは江戸時代に信濃と三河を結ぶ伊那街道(中馬街道)を

馬で塩や米を運ぶため往来した人達の事を言うのだそうです。

そして、足助と言う町の名前は読んで字の如く「足を助ける」という意味から付けられているようです。

近くには足助神社という足の神様を祭ってある神社もありました。

家と家の間に趣のある路地があります。

江戸時代の町並が残る街道沿いに並んだおひなさまは、私の見た事がない物ばかりで・・

このような豪華な御殿雛は初めて見ました。

    

約2km、140軒もの家の玄関先や店の中にきれいに飾られています。

    

枝垂れ柳を使って稲穂の垂れるかたちにつくり豊作を表現している「餅花」を飾って

華やいだ雰囲気いっぱいでした。

長野県でもあるらしいですが、私はこの餅花も初めて見ました。

    

 古いおひなさまは江戸時代後期の物から現代のものまであり・・・

    

土びなの多くは三河地方で作られ、

当時豪華な衣装雛はなかなか手に入れる事ができなかったので

その代わりとして行商により中馬街道を経由してこの地方で売られたのだと教えて頂きました。

時には物々交換されたのだそうです。

この地方には「がんどう」と呼ばれる古くからの風習があるそうで、

子供は「おひなさん見せて」と、言って家々を回るとお菓子がもらえるんだって・・

    

 何だかいいなぁ・・・。

 

 

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町中お雛様ー足助

2012-02-27 10:52:40 | 風景

愛知県豊田市足助町は江戸時代の中馬街道の中継地点として栄え、今も古い町並みが残されています。

2月11日から3月11日まで「中馬のおひなさまin足助」と称して、

今は町中におひなさまが飾られています。

  

中馬街道は、江戸時代、信州から米やたばこなど、山の産物を持って三河方面へ・・・

三河湾から塩を信州へ運んだ道です。

長野県には海がなく、四方山に囲まれているので、

信州から物資を運ぶためには必ず峠越えの苦労をしなければなりませんでした。

   

この中馬街道の交易の町として栄えた足助町には、当時の古い街並みが残されています。

  

白壁の古い商家に、古くは江戸時代からのおひなさまや土雛が、1軒1軒工夫を凝らして飾られています。

  

春の訪れを感じさせるイベントです。

  

 

 

 

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極小五分豆熨斗達

2012-02-24 18:05:03 | 熨斗

最近、ちょくちょく一般の方から極小の五分豆熨斗の注文を頂きます。

お返しの品が小さな箱だった時に使って頂いているようです。

この五分豆熨斗は長さが2cmなので手作りでなければできません。

この日も30枚の五分豆熨斗の注文がありました。

 

手作り五分豆熨斗の中から御祝のお返しに相応しい優秀な五分豆熨斗が集められました。

裏にワンタッチのシールを貼られ・・・・

きちんと仕事をするように言い渡されました。

 

「君たちは日本で・・いや、世界で一番小さな熨斗だが・・・」

熨斗A(世界ったって、日本以外にないし・・)

熨斗B(例え海を渡っても使い方が分からないよね?)

「使命を持って出荷される・・」

熨斗C(使命って何?)

熨斗D(自分で考えて!)

「小さくても誇りを持って行くように・・・!」

小さな上田屋のし店の片隅で、

小さな熨斗達の壮行会が行われていました。

この日の五分豆熨斗達は栃木県に行きました。

五分豆達は飯田生まれです。

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Have a break(花子)

2012-02-24 01:03:02 | Have a break

久しぶりに花子に会いに行きました。

ちょっと見ない間に随分大きくなっていました。

     

 自然児花子の一人遊び。

    

ちょっと女の子になったと思いませんか?

にこっと笑ってる???

 

寂しがり屋の花子は人が行ってしまうとずうっと見送っています。 

 

ここ数日で日差しが暖かくなりました。

蝋梅の木に産んだカマキリの卵も暖かい日差しを感じているかしら?

カマキリはちゃんと雪の積もらない高さに卵を産むらしいですが、雪だけではありません。

寒い信州の冬もこの卵なら凍らずに越せる・・・と実感。

 

知らないうちに新しい芽も準備を始めていました。

春が来そうな気がします。

 

 

 

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鳳来寺山 2

2012-02-22 13:18:19 | 

奥の院はもう傾きかけています。

鳳来寺山山頂 584m 

東海自然歩道の一部で、歩き安くきれいに整備されていて

アウトドアを楽しみたい人にはとてもいいコースです。

 

山頂は風が強く展望はありませんが・・

少し歩くと展望のいい場所に出ます。

眼下には鳳来寺の町が見え、遠くに豊橋の方向です。

そして山々の向こうには静岡県浜松市の街が見えました。

まん中の建物は浜松市の駅前のビルが見えているのだそうです。

山の中を一回りして下りて来た所は重要文化財の東照宮でした。

徳川家康公を祭るこの東照宮は3代家光公が発願され1651年、4代将軍家綱の時に完成した御社です。

   

この日はいつもは開いていない社の扉が開いていました。

もう一度鳳来寺本堂まで戻り、1425段の石段を下りて行くのですが・・

 

駐車場に着く頃には膝ががくがくして来ました。

 

 

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