「ふーん、良く見るとちょっと可愛い顔しているね」
「ねえねえ、もんた君は何ができるの?
うさぎってさぁ、芸をしないとか、なつかないとか、何にも出来ないように言われたりしてるけど
そんな事ないんだ。こんな事だって出来ちゃうんだよ。もんた君には出来ないだろうけど・・・・ね!!」
「よーく見ててよ!!どう? もんた君は・・できる?」
「そのくらい僕だってできるさ!!」
「ほらね!!。」
「じゃあさぁー、これはどう?まん丸くならないと負けだよ。」
「出来るよーだ!!
えっと、頭を足と足の間に入れて、それから手も」・・っと
「ううう・・・・入らないよぅ・・・・」
(もんた、無理しない方がいいと思うよ。)
「じゃあさー、今度は相撲でどっちが強いか決めようよ。」
「いいよぅ。」
はっけよーい・・・
のこった・・・
・・・・の瞬間に、もんたは倒され・・・
あっと言う間にぴーちゃんの下に・・・。
でも、もんたはぴーちゃんのお尻の下で思いました。
(暖かくて柔らかくてふわふわで、ぴーちゃんの毛ってなーんていい気持ちなんだろう。このままぴーちゃんと一緒にいたいなぁ)
心なしか、もんたはうっとりとしているような・・・・
もしかしたらもんたは、
ずっとずっと前のー(もう覚えていないのだけれど)
まだお母さんにしがみついていた頃の事を思い出していたのかもしれません。
でもーそろそろ帰る時間だね。
とっても楽しかったよ、ぴーちゃん!!
又、遊ぼうね。